ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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根尾昂

もう弱いドラゴンズは飽きた

○3-0広島(25回戦:Zoom-Zoom スタジアム) 2018年秋のドラフト会議で与田監督が当たりクジを引いたその瞬間から、ドラゴンズは根尾昂との心中の道を歩み始めた。『中日スポーツ』はこの4年間、事あるごとに根尾を1面に据え、球場のファンは根尾が登場するた…

がんばれ中スポ!〜西日本スポーツ発行休止の衝撃

●2-4広島(21回戦:バンテリンドーム) 西日本スポーツが来年3月末で紙面発行休止へーー。日本列島を駆け巡った衝撃の一報はたちまちトレンド入りし、多くの野球ファンを動揺させた。 古くは1950年に一年間だけ「西日本パイレーツ」というプロ球団を持ったこ…

シーズン最終盤、根尾はどこへ向かうのか?!

●0-6DeNA(17回戦:横浜スタジアム) 降りしきる大雨の中、甘く入った150キロのストレートをオースティンに完璧に捉えられ、背番号7は投げ終えた身体を打球の飛んだ方へ向け、その行方をただ眺めていた。 残り試合、根尾の今後はどうあるべきか 根尾昂がウエ…

先週のナイスプレー!(8/16~8/21)

基本的に月曜日はゲームがない移動日、と言うことで「先週のナイスプレー!」という企画の行っている。今回は8/16~18の広島戦、19~21のヤクルト戦の中からピックアップした。 投手部門:悪いなりにゼロを刻んだ、根尾の2イニング目(8/20 ヤクルト戦) こ…

「投手・根尾」は「野手・根尾」を超えたのか

●4-6DeNA(13回戦:バンテリンドーム) 「さすが甲子園の優勝投手ですよ」 辛口で知られる解説者・権藤博氏も思わず唸ったのは、根尾昂の投球である。7回2死、打者ソトのところで福敬登からスイッチし、背番号7がこの日一番の拍手に迎えられて登場。5球でソ…

先週のナイスプレー!(7/6~7/10)

基本的に月曜日はゲームがない移動日ということで「先週のナイスプレー!」という企画を行っている。今回は7/6~7のDeNA戦、7/8~10の広島戦の中からピックアップした。 投手部門:ついに戦力としての登板、根尾昂が見せる切れ味鋭いスライダー(7/8 広島戦…

はじめの一歩〜根尾昂と三好大倫、それぞれのスタートライン

●3-5巨人(12回戦:バンテリンドーム) 地鳴りのような歓声と共に小走りでマウンドに向かった背番号7。9回2死走者なしで、打席には4番・岡本和真。投手転向が報じられて以来初のマウンドに上がった根尾昂は高校時代の自己最速を上回る151キロをマークするな…

昔の名前で出ています~45歳・福留孝介に漂う晩秋の侘しさ

●2-6千葉ロッテ(1回戦:ZOZOマリンスタジアム) 勝てる試合だった、と悔やんだところで負けは負け。相手を上回る12安打を打ちながらわずか2得点に留まったことや、2死から逆転弾を浴びたのは「もったいない」とは思うものの、相手だって抑えるつもりでボー…

根尾昂が呼び起こした60年前の二刀流・ニューク……とドン川上の辞任問題

去る5月21日、広島戦で実現した根尾昂の投手登板は、ドラゴンズ界隈のみならず球界全体に衝撃を与えた。スポーツニュースやYouTubeでは評論家たちが是非を語り、翌朝の『中日スポーツ』は大敗をスルーして根尾の話題が1面を飾った。 目を引いたのは、その紙…

正にカオスなショート事情。決着はどうなる!?

「これでショートは10年大丈夫」 阪神が鳥谷敬をドラフトで獲得した際、岡田彰布監督(当時)はこう思ったそうだ。後に鳥谷は球史に残るショートに成長し、入団時の見立てが間違いではないことを証明した。 19年後の2022年。希代の名手を彷彿とさせる逸材が…

哀愁の背番号3〜勝つために不可欠な周平復活

●0-8-オリックス (3回戦:京セラドーム大阪) その昔、「join us~ファンと共に~」をスローガンに掲げた高木ドラゴンズが立ち上がった際、一部のマスコミの間でしきりに使われたのが “負けても楽しい野球” というフレーズだった。 若いファンには意味が伝…

まるでダメな1日のドラゴンズ。それでも「救い」はあったか

●0-8オリックス(3回戦:京セラドーム大阪) 何をやってもうまくいかない、まるでダメな1日がある。 朝の寝起きが最悪。歩いていたら鳥のフンが落ちてくる。電車のドアが目の前で閉まる。行こうとしていたラーメン屋が臨時休業……。往々にして悪いことは重な…

「見たい!」と思わせた投手・根尾昂。ドラゴンズに二刀流スターは生まれるのか?

投手・根尾昂が話題を呼んでいる。 21日の広島戦、9点ビハインドの8回裏に登板した背番号7は、1イニングを無失点投球。先頭の坂倉将吾にはヒットを打たれるも、そこから小園海斗、磯村嘉孝、中村健人を立て続けにアウトに仕留めた。直球の最速は150キロ(し…

君の名は絶望〜5連敗で交流戦へ

●0-1広島(11回戦:Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島) 今朝の中日スポーツ1面は根尾昂の投手登板が大々的に飾った。中スポだけではない。他メディアの報道も根尾一色に染まり、名だたる評論家たちが賛否と持論を表明していた。 言うまでもないが、ドラゴンズ…

根尾心中~「ショート」根尾昂はエンターテイメントだ!

●6-7DeNA(8回戦:バンテリンドーム) 地獄から天国へ。そしてまた地獄へー-。0-5での敗北ならあきらめも付くが、なまじ追いついただけにショックも大きい。これでこのカードは1勝7敗。バンテリンドームでは0勝5敗という屈辱的な数字が並ぶ。 他球団相手には…

スター覚醒近し?~目立った背番号7の躍動

●2-5巨人(7回戦:東京ドーム) 打てないのは分かっていたことだが、このタイミングでのビジター6連戦はどう考えてもキツイ、キツすぎる。この4試合で2点以上取ったイニングはなし。つまり1点取るのがやっとの状態で、投手陣が踏ん張るしか勝ち筋は無いのだ…

根尾昂に新局面。遊撃再コンバートをきっかけに、ついにスーパーUTの道へ?

根尾昂が遊撃へ再コンバートされることになった。 21日に立浪和義監督が明らかにしたもので、「今のチーム状況を考えると外野はたくさんいてなかなか出る機会がない。外野をやることも遠回りしているようで彼にとってはプラスになると思ってやらせている」と…

センター岡林勇希、レフト大島洋平の布陣に近未来をみた!

●0-4-DeNA(1回戦:バンテリンドーム) 稀にみる大逆転劇の勢いそのままに、立浪ドラゴンズがナゴヤに帰ってきた。開幕3連敗で本拠地開幕なんてことになれば、いきなりお通夜ムードが漂っていたところだが、驚異的な粘り勝ちによりムードはあきらかに追い風…

開幕3連戦終了!……で、根尾昂はどうなの?

敵地・東京ドームでの巨人3連戦を1勝2敗で終えた立浪ドラゴンズ。明日29日からはDeNAを迎え、本拠地開幕シリーズを戦う。 しかし、巨人とのGame 3はよく勝ったと思う。昨季までなら柳裕也が初回に4点を失った時点でジ・エンド。8回から6点を奪って逆転勝ちを…

MVPは根尾! 朝から晩まで練習練習……立浪監督も認めた努力量

大人になれば分かってくることが色々とある。人生は思っているよりもずっと短いこと、綺麗ごとでは世界平和は実現しないこと、お金はとても大切だということ……。そして「努力は必ずしも報われない」というのも、大人になると思い知らされる真理の一つだ。 26…

ノリさんは二度ドラゴンズを救う!? 根尾昂、はだしの猛特訓

「良き指導者との出会いは、その後の野球人生を大きく左右すると言っても過言ではない」と唱えるのは、みんな大好き張本勲である。歴代の大打者たちには大抵、駆け出し時代の指導者との切磋琢磨の日々にまつわる逸話が残っているものだ。王貞治と荒川博、大…

かつて立浪も通った道ーー根尾昂が歩むフォーム改造の終わりなき旅

「人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある」と説いたのは幕末の土佐藩士・坂本龍馬である。近江屋で殺害されたのが満31歳のときなので、今日において「名言」として伝わる言葉の多くは、20代のときに遺したものであろう。 凡庸な想像を巡ら…

FIELD OF VIEW

○5-3ヤクルト(25回戦) 「根尾昂、一軍昇格」 正に青天の霹靂だった。しかも与田監督はショートでの起用を示唆している。いくらBクラスが決定しているとはいえ、京田陽太をレギュラーから外す必要はあるのか。しかもフェニックスリーグからわざわざ連れ戻し…

あれは白昼夢なのか?~一人の中学生にドラゴンズの未来を勝手に託した日~

こんにちは。k-yadです。暑い日が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。ikkiさんに引き続き、表には出なかった『文春野球』のフレッシュオールスター応募作を公開します。 舞台は6年前の真夏のナゴヤ球場。是非ご一読ください。 ------ 2015…

プラトー

●2-5楽天(1回戦) 敵地・仙台に乗り込んでの楽天3連戦、Game 1は逆転負けを喫した。エース・柳裕也が先発するも粘りきれず、7回途中5失点と敗戦投手に。柳に黒星がついたのはなんと開幕2戦目、3月27日の広島戦以来とのこと。打線は福田永将の先制弾や木下拓…

○8-4DeNA(8回戦) まさに「千両役者」。根尾昂の一振りが、球団史に残る一勝をもたらした。試合内容は決して褒められるものではなかったが、スーパースターの一発だけでも計り知れない価値がある。明日のプレイボールを迎えるまではこの余韻に浸っていたい…

手放すな、ゼッタイ

◯6-1阪神(5回戦) 「ラストピース」が遂に出場選手登録された。その名はマイク・ガーバー。貧打にあえぐチームにとっては待ちに待った新戦力だ。 デビュー戦となったこの日は、「3番・ライト」で先発出場。第3打席で痛烈なセンター前ヒットを放ち、アロンゾ…

フンダリケッタリ

開幕して2週間。ドラゴンズファンのメンタルが早くも限界を迎えつつある。4カード12試合を終えて4勝6敗2分は、一見すればさほど悪く無い数字に思える。少なくとも現時点での借金2など、誤差といっても差し支えないだろう。 問題は中身だ。貧打はここ数年の課…

生産性の向上

○3-1 DeNA(2回戦) 「業務を効率よくこなし、生産性を高めましょう」 社会人の方なら一度は耳にしたことがあるだろうこの言葉。例に漏れず私の職場でも天からその声が聞こえてくるが、曖昧な言葉ゆえに本質を把握しきれず現場が困惑している。皆さんの職場…

本気で優勝を狙うシーズン

○7-6広島(1回戦) 7回終わってドラゴンズ打線が広島先発・大瀬良大地に投げさせた球数は、わずか67球。正直いって4点ビハインドを跳ね返せる気配など微塵もなく、せいぜい完封阻止が関の山かと諦めかけたファンも少なくないだろう。無論、私もその一人だ。 …