ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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松葉貴大

哀しきワンサイドゲーム〜負け癖に打ち勝つために

●0-6DeNA(17回戦:横浜スタジアム) 降りしきる大粒の雨。もしこれがシーズン序盤であれば間違いなく試合中止か、降雨ノーゲームになっていただろう。今となっては、できればそうなって欲しかったと溜め息を吐くことしかできない。 今季まだ3勝しかしていな…

巨人を最下位に突き落とせ!②〜ビジター男の投球術

○4-1巨人(19回戦:東京ドーム) イヤだな〜、イヤだな〜と。心の中の稲川淳二がざわつき始めたのは、3回表を終えた時の事だった。印象の割に、点数が少なすぎるんですよねぇ〜と、淳二がギョロリとこちらをにらむ。 3回終わって早くも6安打。さらにパスボー…

表情観察〜三好大倫、淡々と三塁打を放つ

○6-1広島(20回戦:MAZDA Zoom-Zoom スタジアム 広島) 最近はプロ野球を楽しむにも映像は観ずに、スポナビの速報だけで済ませるというスタイルも定着しつつあるように思う。会社帰りの通勤電車、隣の席のサラリーマンがスポナビ速報をチェック……という場面に…

'99年世代だけどミレニアム生まれ〜爪痕を残した伊藤康祐

●2-5阪神(13回戦:バンテリンドーム) 9イニングある野球とはいえ、囲碁・将棋を由来に持つ “先手必勝” の掟は例外なく通用するもので、先制点を取ったチームの勝率は7割弱にも上るのだそうだ(当然何点取ったかによって勝率は変動する)。 後ろにジャリエ…

松葉×木下~球審との化かし合いに陥らなかったバッテリー

〇3-2楽天 (3回戦:バンテリンドーム) またしても大物食いだ。山本由伸、田中将大に次ぐ第三の死角・岸孝之を序盤で攻略。岸の全盛期を知らない岡林勇希、鵜飼航丞の1,2番コンビで幸先よく先制点を奪うと、2回裏は三ツ俣大樹が、3回裏は木下拓哉にもタイム…

連敗ストップ!クリーンアップを10球で抑えた清水達也の度胸

〇6-3西武(3回戦:バンテリンドーム) 名古屋では、やけになったファンが朝から路上で飲んだくれ、殴り合いの喧嘩がそこかしこで発生しているという。宇一郎の子飼いの県警が火消しに躍起になっているが、「補強する気のないオーナーは去れ!」と市民からシ…

“5回まで男” は崩れない〜松葉貴大、驚異の安定感

〇2-1阪神(7回戦:バンテリンドーム) バンテリンドームに大観衆が戻って来た。2年以上にわたる “在宅慣れ” のせいか開幕当初は心配になるほど空席が目立っていたが、ここにきて徐々に回復。今季初めて前売り券が完売し、3年ぶりの満員御礼となった。 昨夜…

今年も仕事人! 松葉貴大の味のある投球

●0-4巨人(オープン戦:バンテリンドーム) コロナ禍がもたらした「よかった事」のブッチギリ首位を走るのが、会社の飲み会文化である。とりわけ春といえば歓送迎会。花見の場所取りを早朝から……なんて光景はコロナ前から既に消えつつあったが、それでも酔い…

慎重かつ大胆に、大事な大事な……

●3-7広島(24回戦) 「なんと! 今回! ついに! 松葉貴大が! 月間MVPに!」 羽鳥慎一アナウンサーの名台詞で歓喜の瞬間を待ち望んでいたが、淡い期待は無情にも裏切られた。9月は5試合に登板して4勝、防御率は0.95。成績が伸び悩んだ8月までとは一転、快進…

時を戻そう

○10-1 広島(21回戦) 9連戦の8連戦目。打線が繋がり5連勝。これほどゲームに内容がある試合ともなると、何を書いて良いのか逆に困ってしまうという嬉しい悲鳴が心の中であがっている。 光る松葉の好投 このブログでも何度かスポットライトが当たっている、…

トンネルとタメ口

●1-2阪神(16回戦) 目を疑うような光景だった。同点に追いつかれた直後の6回1死一塁。サンズの打った打球はショート正面を突くなんでもないゴロ。誰もがゲッツーだと思った。MBSラジオの八木裕解説員も「プロだから。草野球じゃないからゲッツーだと思うよ…

ポンポンポンポン

○6-2DeNA(14回戦) チームのピンチに颯爽と現れ、期待値を上回る仕事をささっとこなしてくれる。まるでベテラン派遣社員のような手際よさで、松葉貴大が9連戦の中日(なかび)に勝利をもたらしてくれた。 去年もそうだった。ちょうど今頃のことだ。開幕投手…

On Your Mark

●4-6ヤクルト(3回戦) 今シーズン最初の神宮シリーズGame 1は逆転負け。3番に入った福田永将の2本のタイムリーなどで5回まで4-1とリードを奪うも、投手陣が守りきれず。連勝は2で止まった。 現地観戦のテーマは「ブルペン」 今日は現地での観戦。三塁側内野…

化かし合い

●2-5 DeNA(3回戦) 昨日の試合終了後、4番のビシエドがハイタッチにいなかったという情報が広がり、そして今日昼の二軍戦では加藤匠馬が三塁を守り福田永将が鳴尾浜にいないということで、にわかにドラファン界隈がざわついた。 午後の公示ではビシエドの抹…

死地からの帰還

○4-2阪神(15回戦) 「バッターは松葉に代わりまして、石垣」 不意打ちのようなコールにハッとしたのは5回裏のことだ。先発・松葉貴大は衝突事故のような2ランこそ浴びたものの2安打2失点と申し分ない投球を続けていた。その松葉をまさかここで代えるとは。…

スチールドラゴン回避

○3-1DeNA(10回戦) 8連勝の翌日から8連敗。昨シーズン、ドラゴンズが惜しくもAクラス入りを逃した最大の要因は、7月7日から27日までのわずかな期間に起きた、ナガシマスパーランドの絶叫コースター『スチールドラゴン2000』ばりの乱高下にあった。 一昨日ま…

「オレだけは松葉を信じてた」

○5-0巨人(5回戦) ……とか言い出しそうなホラ吹きが雨後のタケノコのごとく湧き出てきそうな松葉貴大の2試合続けての好投。先発投手の台所事情がかつてないほど深刻な危機を迎えるなか、松葉が救世主になろうとは一体誰が想像しただろうか。 昨日、死球を受…

期待値ゼロからの逆襲

○2-1DeNA(5回戦) 「予告先発・松葉貴大」 ただでさえ悪い流れの中で、4連敗を覚悟した人も多いのではないだろうか。かく言う私もその一人だ。相手は前回打てそうで打てなかった濱口遥人で、こっちは松葉。松葉には悪いが、ポジティブになれと言う方が無茶…