ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

阿部、ベンチで見守る

◯3-2巨人(7回戦) 東京に乗り込んで臨む巨人との初戦。ドラゴンズは思わず二度見するようなトリッキーなオーダーを組んできた。まずトップバッターからして髙松渡である。大島洋平に代わるセンターには滝野要が入り、レフトは4試合連続で根尾昂。 まだゴー…

after that

●2-6阪神(6回戦) 同一カード3連勝を狙った阪神との本拠地シリーズGame 3は敗戦。序盤から相手にペースを握られ、一度もリードを奪うことなく回は進み、9回にとどめを刺される展開だった。 10年ひと昔 チェン・ウェインがナゴヤドーム(あえてこう呼ぶ)の…

手放すな、ゼッタイ

◯6-1阪神(5回戦) 「ラストピース」が遂に出場選手登録された。その名はマイク・ガーバー。貧打にあえぐチームにとっては待ちに待った新戦力だ。 デビュー戦となったこの日は、「3番・ライト」で先発出場。第3打席で痛烈なセンター前ヒットを放ち、アロンゾ…

「間」

○2-1阪神(4回戦) プレイボールからわずか60分少々でグラウンド整備が行われた今日の試合は、往年の川上憲伸と上原浩治の投げあいを彷彿とさせる投手戦だった。 阪神の大物ルーキー・佐藤輝明が大野雄大の失投をライトスタンドにぶっ飛ばした。ど真ん中の半…

求む・竜の村上宗隆

●3-4ヤクルト(5回戦) 横浜・神宮の関東遠征6連戦は神宮での3連敗が響いて2勝3敗1分と、借金を1つ増やす結果となってしまった。首位を走る阪神とのゲーム差は8.5、3位巨人とのゲーム差も5.5と水を開けられてしまっている。 開幕して約1ヶ月、勢力図が徐々に…

痛みを伴いながら

●3-4ヤクルト(4回戦) 「ライデルで負けたら仕方ない」 呪文のようにそう唱えて気持ちを落ち着かせようとしても、やはりショックなものはショックだ。 差はわずか1点。対するはリーグ屈指の怖いクリーンアップ。それでもライデルなら難なく抑えてくれると思…

On Your Mark

●4-6ヤクルト(3回戦) 今シーズン最初の神宮シリーズGame 1は逆転負け。3番に入った福田永将の2本のタイムリーなどで5回まで4-1とリードを奪うも、投手陣が守りきれず。連勝は2で止まった。 現地観戦のテーマは「ブルペン」 今日は現地での観戦。三塁側内野…

令和版IQサプリ

○1-0DeNA(6回戦) 肌寒さの残る中で開幕したプロ野球も、あっと言う間に1か月が経とうとしている。今日は日本各地で夏日となり、初夏の気配が漂い始めた。 横浜スタジアムは日没を迎えながらのプレイボールに加え、試合途中には汽笛が鳴り響く情緒的な演出…

若武者バッテリー

○7-1 DeNA(5回戦) オースティンがスイングした打球がレフトスタンドに飛び込んでいくのを目にして、 「うっそぉ」 というような表情を浮かべた先発の勝野昌慶。 18個のアウトを取る間に1本のヒットも許さず、球場の空気が “それ” を匂わせたところでのホー…

日の丸を背負って

△0-0 DeNA(4回戦) 2時間37分という試合時間で終わったDeNAとの3連戦初戦は、両者得点が入らず引き分けとなった。打てない、打てないと言われていた中でも密かに続いていた連続試合得点も12試合で途切れてしまった。 エースの仕事 先発の大野雄大は初回から…

方程式スクラップ&ビルド

●2-4広島(6回戦) 試合前のバンテリンドームにビシエドが姿を現し、故障後初のフリー打撃で回復ぶりをアピールした。またガーバー、ロサリオ、ワカマツの3選手が2週間の隔離期間を経てチームに合流。ガーバー、ロサリオは二軍で調整した後に一軍合流となる…

「9」

○5-0広島(5回戦) 広島とのGame 2は快勝を収め、連敗を4でストップ。中盤まで息苦しい展開が続くも、打線は終盤に得点を重ね、投手陣は零封リレー。今季ベストゲームと呼んでいい内容に、現地で配布の “ドラ恋ユニ“ を着た女性ファンはもちろん、多くのドラ…

束の間の安堵

●3-7広島(4回戦) 殊勲打を含む被本塁打を2発に、苦しい投手継投……。昨日書いた不安要素がまるっと乗り移ったかのような展開に頭を抱えつつも、イニングは進んでいく。 幾度となく満塁のチャンスを作りながらも為す術なく、今夜も黙々と27個のアウトを献上…

悩め、開幕投手

●1-5巨人(6回戦) 先週金曜日に試合がなかったことと爪の不具合のため、松葉貴大と入れ替わる形で福谷浩司が中12日で木曜日の先発マウンドに立った。 同一カード3連敗は絶対に避けたいところ。福谷が粘ってロースコアの展開に持ち込み、少数得点を守り切る…

日出処

●1-5巨人(5回戦) 「2番・ライト・福留孝介」 五輪開幕100日前のムードも吹っ飛ぶ大サプライズ。前日の1安打完封負けを受け、与田監督は大きくスタメンを動かしてきた。ドラゴンズにおける福留の2番起用は、2000年9月21日以来とのこと。得点力不足に対する…

その一本、プライスレス

●1-2巨人(4回戦) 8回表。東京ドームには「何か」を期待する異様なムードが立ち込めていた。ドラゴンズがここまで放った安打は「0」。先発サンチェスの荒れ球に的を絞れず凡打を繰り返し、ゼロ行進は終盤8回を迎えてもなお続いていた。 とはいえ2回表にかろ…

賽は投げられた

○2-1ヤクルト(2回戦) 待望の勝利だった。木下拓哉がチームとして実に13試合ぶりの本塁打を放ち、先発投手の小笠原慎之介に勝ち星が付く。試合の主導権を握り、リリーフ陣が試合を締める。目指す勝ち方を体現できた試合だった。 畏敬 勝ち投手となった小笠…

助演男優賞

△2-2ヤクルト(1回戦) 3時間57分のロングゲームは引き分け。両軍合わせて341球を投じ、18安打を放つも19残塁。でも、スコアは2-2。ただただ疲れる試合だった。 ついでに言うと、この日J SPORTSで解説を務めた権藤博氏の喋りが冴え渡っていた。厳しい視点の…

フンダリケッタリ

開幕して2週間。ドラゴンズファンのメンタルが早くも限界を迎えつつある。4カード12試合を終えて4勝6敗2分は、一見すればさほど悪く無い数字に思える。少なくとも現時点での借金2など、誤差といっても差し支えないだろう。 問題は中身だ。貧打はここ数年の課…

化かし合い

●2-5 DeNA(3回戦) 昨日の試合終了後、4番のビシエドがハイタッチにいなかったという情報が広がり、そして今日昼の二軍戦では加藤匠馬が三塁を守り福田永将が鳴尾浜にいないということで、にわかにドラファン界隈がざわついた。 午後の公示ではビシエドの抹…

生産性の向上

○3-1 DeNA(2回戦) 「業務を効率よくこなし、生産性を高めましょう」 社会人の方なら一度は耳にしたことがあるだろうこの言葉。例に漏れず私の職場でも天からその声が聞こえてくるが、曖昧な言葉ゆえに本質を把握しきれず現場が困惑している。皆さんの職場…

君だけに夢をもう一度

●3-7DeNA(1回戦) 本拠地でのDeNA3連戦Game 1は、相手に終始先手を握られ敗戦。投げてはエース・大野雄大がまさかのグランドスラムを被弾、9回にはルーキー・牧秀悟に一発を打たれてジ・エンド。打線も追いつかない程度の反撃しか見せられなかった。 周平の…

「やる気のない」広島にやられた……「ある日」のダブルヘッダー奇譚

昨年、コロナ禍で開幕が延期になった際に “つなぎ” として連載した『ある日のドラゴンズ』という企画を覚えていらっしゃるだろうか。 過去シーズンの、ランダムで思い付いた日付をピックアップし、その日行われた試合について振り返るというこの企画。 いわ…

泣くな、慎之介

●1-3阪神(3回戦) 「中日(打線)で長打があるのはビシエドぐらい。 単打を打たれても、(走者は)一つずつしか進まない」 阪神・青柳晃洋の “各駅停車発言” が波紋を呼んでいる。というより、ドラゴンズファンが一方的にショックを受けている。 打っても打…

剣が峰

●0-1×阪神(2回戦) ただただ勿体なかった。福敬登が投じたインコースへのスライダーが若干甘くなったところを、阪神の伏兵・山本泰寛のバットが一閃。打球は前寄りに守っていたセンターの頭上を超え、17個のたこ焼きに爪楊枝が付いた。 プロ野球は勝ち数で…

走塁改革の申し子

○6-3阪神(1回戦) 鉄壁を誇るはずのドラゴンズ内野陣が、信じられないようなミスを連発した。2回裏のことである。 悪しき連鎖は名手・高橋周平の悪送球から始まった。これで無死一塁とすると、続く佐藤輝明のセカンドゴロは二塁手のグラブへと一直線。誰が…

Only One

●1-3巨人(3回戦) 巨人とのバンテリンドーム開幕シリーズGame 3は逆転負け。カード通算で1勝1敗1分けと、広島戦に続いてまたも5割で終えた。 1得点は相手のエラーによるもの。6回に逆転を許して以降はわずか1安打、得点圏に走者を進めることは一度もなかっ…