鵜飼航丞
●5-x6阪神(11回戦:阪神甲子園球場) 三ツ俣大樹のサヨナラ打という最高の形で始まった一週間は、5連敗という最悪な形で幕を閉じた。まるで天国から地獄へと突き落とされたような気分だ。 しかし “まさか” とは言えない面もある。離脱中のビシエドに続いて…
○4x-3巨人(11回戦:バンテリンドーム) 巨人の先発は初顔合わせのアンドリース。真っ直ぐとチェンジアップによる緩急が持ち味で、奪三振能力が高いという、いかにもドラゴンズが苦手なタイプの投手だ。 おまけに肩の状態が万全ではないビシエドが今季初とな…
野手では日本記録に並ぶ9打席連続三振――。 先週、鵜飼航丞が樹立した記録である。「樹立してしまった」という方が正しいか。三振は基本「何も起こらない」イベントなので、不名誉なものなのだろう。 6月8日のロッテ戦から11日の日本ハム戦まで、4試合にわた…
●1-2x日本ハム(1回戦:札幌ドーム) 「明日目覚めたとき突然、強竜打線にならないかな」 金曜日、明日は休み。俗に “華金” と呼ばれる夜でもドラゴンズファンに安寧の時が訪ることはない。目の前に立ちはだかるのは “サヨナラ負け” という途方に暮れる現実…
●3-4阪神(8回戦:バンテリンドーム) 6回終わって1点リード。手中にしたかに思われた勝利は、するすると逃げていった。先週131球という今時めずらしい球数で物議をかもした柳裕也だが、この無尽蔵のスタミナが首脳陣の判断を誤らせた。 制球力に定評のある…
●6-7DeNA(2回戦:バンテリンドーム) 一方的な負け試合をよく追い上げたと言うべきか、勝てた試合を落としたと言うべきか。8回裏1死一、二塁で打順は4番。これ以上ないお膳立てのはずが、このチームでは機能しない。この日最高の盛り上がりを一瞬にしてため…
●1-6阪神(オープン戦:甲子園球場) バットがボールを捉えたときの効果音といえば、一般的にはもっぱら「カキーン」が主流を占める。たぶん街頭調査をすれば8割方が「カキーン」と答えるだろう。実際は木製バットで「カーン!」と気持ちのいい音が響くのは…
〇5-1東京ヤクルト(オープン戦:バンテリンドーム名古屋) 「次の球をどう対処するかですよ」 本日の放送で解説を務めた権藤博氏は、試合中に何回このフレーズを使っただろうか。主に鵜飼航丞、石川昂弥の若い二人が打席に立つたびに、一球ごとに打者心理と…
●1-3ソフトバンク(オープン戦:福岡PayPayドーム) 「ええでー、ええでー」と往年の上田利治監督の口癖をマネしながら、ソフトバンク戦を鑑賞した。 一か月にわたりお世話になった沖縄の空に別れを告げ、名古屋へ帰る道中の福岡シリーズは毎年の恒例になっ…
●1-4阪神(練習試合) 打席の結果が9割方 “見える” 場面というのがある。この打者は今から間違いなく三振を喫するとか、なんとなく打つ気がするとか。もっとも中日の場合、後者はほとんど皆無に近いわけだが……。 別に予知能力なんてオカルトじみたモノではな…
○7-4日本ハム(練習試合) 新庄ビッグボス率いる日本ハムを北谷に迎えての練習試合は勝利。この日が “初陣” の立浪和義監督にとっては幸先の良いスタートとなった。 ともに若手主体のメンバーらしく、両軍合わせて19安打11得点、4失策。三者凡退は両軍ともわ…
早いものでキャンプも気付けば後半戦に突入。ここまで最も目立っている選手といえば、ルーキー鵜飼航丞を置いて他にはいないだろう。 初日のフリー打撃柵越え14発に始まり、5日には場外弾2発を含む55スイング中13本の柵越えを記録。あの井端弘和氏をして「弾…
いよいよ始動した立浪ドラゴンズ。異例の「補強なし」が波紋を呼び、巷では「ぶっちぎりの最下位最有力」というありがたくない称号を授かっている。ボードレールの詩集ばりに陰鬱としたファンのテンションを沖縄の青空のように一気に晴らしてくれたのは、石…
「月刊ドラゴンズ」12月号が売れに売れているらしい。立浪監督の笑顔が眩しい最新号は先月22日の発売と同時に瞬く間に店頭から姿を消し、今なお売り切れの店舗が絶えないという。知り合いの書店員いわく「こんなに月ドラが売れるのはウーやんが再婚した時以…
www.nikkansports.com ◇11日 プロ野球ドラフト会議 当初の予定通り、中日は上武大のスラッガー・ブライト健太を1位指名した。今朝の中スポ一面は『ブライト 竜に行きたい』の見出し。ほぼ本決まりにも思えたが、米村チーフスカウトの「投手、野手どちらに行…