ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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岡林勇希

若者たちの9.30〜岡林と小笠原 それぞれの躍動

○6-1DeNA(25回戦:横浜スタジアム) 23年前の今日、星野仙一が神宮球場の夜空に舞った。守護神・宣銅烈がペタジーニをセカンドフライに打ち取り、立浪和義が大事そうにボールをキャッチした瞬間、ドラゴンズは11年ぶりの優勝を果たしたのである。 あれが物…

天才どころの話じゃない〜岡林勇希 タイトル挑戦へ

○7-1巨人(25回戦:バンテリンドーム) 立浪ドラゴンズの初陣は、ちょうど半年前の巨人戦だった。3月25日の東京ドーム。奇しくも先発は大野雄大と菅野智之。新しい時代の幕開けに胸躍らせたのも遠い過去のようだ。あれから半年、ドラゴンズは最下位という順…

天才・岡林勇希、再びの栗林攻略

◯5-3広島(24回戦:マツダスタジアム) 出てくる選手というのは、さほど時間をかけなくてもきちんと出てくるものだ。言うまでもなく、岡林勇希のことである。 5打席目まで併殺打を含む無安打といいところのなかった岡林だが、11回表に絶好のチャンスで6打席目…

清算にはまだ早い〜熱さ失った甲子園ラストゲーム

2006年のドラゴンズは分厚い選手層を背景として圧倒的な強さを見せつけた、と語られがちだ。まあ間違いではないし、擦りに擦られてきた「10.10」の優勝試合を振り返れば、あの年の強さはリアルタイム世代ではないファンにも容易に伝わるはずだ。 確かに強か…

哀しきワンサイドゲーム〜負け癖に打ち勝つために

●0-6DeNA(17回戦:横浜スタジアム) 降りしきる大粒の雨。もしこれがシーズン序盤であれば間違いなく試合中止か、降雨ノーゲームになっていただろう。今となっては、できればそうなって欲しかったと溜め息を吐くことしかできない。 今季まだ3勝しかしていな…

新時代とマルチタレント

○4x-3東京ヤクルト(16回戦:バンテリンドーム) 「厳しい言葉ですけど今までのレギュラーだと勝ててなかったわけです。(今まで)Aクラスにギリギリ入るようなチーム状況だったので、勝てるチームのレギュラーを作っていかなきゃいけないと立浪監督は考えて…

先週のナイスプレー!(8/9~8/14)

基本的に月曜日はゲームがない移動日、ということで「先週のナイスプレー!」という企画のお時間です。今回は8/9~11の巨人戦、12~14の阪神戦の中からピックアップした。 投手部門:昨年からの進歩を確実に見せた、小笠原の7イニング(8/13 阪神戦) 最高の…

ドラゴンズ、始まったな〜風か魔かリューク

○2-0阪神(19回戦:京セラドーム大阪) 岡林勇希と土田龍空。このW若竜の名を、阪神ファンは嫌でも脳髄に叩き込まれたに違いない。 甲子園V投手同士のマッチアップとなったこの試合、最初にピンチを迎えたのは小笠原慎之介だった。4回表、無死二、三塁。「得…

抑止力60号〜チームと高橋を救った岡林のミラクル返球

○5-0DeNA(16回戦:バンテリンドーム) 夏の甲子園は愛工大名電が2回戦に駒を進めた。15安打14得点の猛打もさる事ながら、中日ファンとしてはやはり岩瀬仁紀の息子・法樹の登板には心躍るものがあった。意図的に演出したわけではあるまいが、父親さながら9回…

足りないのは技術か、執念か〜岡林勇希の失敗

●7-9東京ヤクルト(15回戦:明治神宮野球場) まるで記録のバーゲンセールだ。村上宗隆の5打席連発に続き、今夜は大島洋平が6打数6安打の球団新記録を打ち立てた。NPB全体で見ても1試合6安打以上は史上8人目という、歴史的な固め打ちである。こんな夜は勝っ…

セオリーは破るためにある〜「カウント3-0」からのファウル

○3-0広島(16回戦:MAZDA Zoom-Zoom スタジアム 広島) 両軍無得点で迎えた5回表。打球は静寂を切り裂くように高々と舞い上がると、そのままレフトスタンドの後方へと消えていった。打った瞬間それと分かる驚愕の弾道を放ったのは、まだ見慣れない背番号94ー…

9度目の正直〜岡林勇希、今季満塁で初安打

○6-3東京ヤクルト(12回戦:バンテリンドーム) 弱冠二十歳の若者の胸のうちは、激しく燃えたぎっていたに違いない。7回裏、岡林勇希の打席である。 2点ビハインドで迎えたラッキーセブンの攻撃は、1死満塁から1番・大島洋平が平凡なファウルフライに倒れて…

刹那の判断〜逆転機を逸した一瞬の “迷い”

●3-7東京ヤクルト(10回戦:バンテリンドーム) 野球の醍醐味は “刹那の判断” にあり。約180分の試合のなかで勝負が決まるのは一瞬。結果的には接戦とは言い難いスコアに終わったが、この日の試合は両軍の判断力の差が明暗を分けた。 まずは初回、松葉貴大の…

取れる時に点を取る〜最適解だった岡林勇希のスクイズ

○7-3DeNA(4回戦:横浜スタジアム) ビジターでの僅差リードは無いものと思え。というのは誰かの格言ではなく、暗黒時代を通してファンが学んだ経験則である。特に屋外球場ではゲームセットの瞬間まで油断は禁物。10点差をひっくり返されたトラウマは今もなお…

大島洋平の離脱は岡林勇希にとってのチャンス! 今こそ“覇気”を見せる時だ

不動のリードオフマンが離脱――。 4月29日、大島洋平の登録抹消はチームに暗い影を落とした。同日のナイターは大瀬良大地にあっさりと完封負け。ゴールデンウィーク初日から憂鬱な気分にさせるには十分なものだった。 ただ、チームは翌日から2連勝。“大島ショ…

先週のナイスプレー!(4/5~4/7)

基本的に月曜日はゲームがない移動日ということで「先週のナイスプレー!」という企画を行っている。今回は神宮球場の3試合を対象に、目立ったプレーには漏れてしまっているが個人的にナイス!と思われたワンプレーを投手部門、野手部門に分けて紹介したい。…

センター岡林勇希、レフト大島洋平の布陣に近未来をみた!

●0-4-DeNA(1回戦:バンテリンドーム) 稀にみる大逆転劇の勢いそのままに、立浪ドラゴンズがナゴヤに帰ってきた。開幕3連敗で本拠地開幕なんてことになれば、いきなりお通夜ムードが漂っていたところだが、驚異的な粘り勝ちによりムードはあきらかに追い風…

立浪竜の初陣を現地観戦! 岡林勇希を見守るスタンスが決まった夜

●2-4巨人(開幕戦:東京ドーム) 毎年、開幕日というのは気持ちが昂ぶるものだ。まっさらな状態でペナントレースが始まるワクワク感、そして「始まったら元には戻れない」不安感。相反する感情を内包して、選手たちの躍動を見つめていく。 今シーズンの場合…

積み重ね

●2-4巨人(開幕戦:東京ドーム) 得点圏であと一歩が出ずに負けた、まるで去年を見るような負け方だった……。という見方はあるかもしれない。だが直接的な敗因は5回の裏に凝縮されているようにも思えた。あっという間に許した逆転は取られるべくして取られた3…

二つの収穫~天才・岡林勇希とリリーフ転向ジャリエル・ロドリゲス

〇4-2ロッテ(オープン戦:バンテリンドーム) オープン戦も残り2試合となり、いよいよ本番に備えた選手起用が見られるようになってきた。その中で未だに日替わりの様相を呈するのが打順である。1,2番の大島洋平、岡林勇希の快速コンビ、4番ビシエド、7番石…

「内容よりも結果」〜大野雄大の有言実行ピッチで立浪ドラゴンズ白星発進!

〇2-1阪神(オープン戦:北谷) まるで公式戦のような緊張感、と言うのは大袈裟だろうか。いや、そんな事はない。同じリーグの阪神戦、両軍共にそのまま開幕戦のオーダーだと言われても不自然ではないほどの “ガチメンバー” で臨んだ本日の一戦。オープン戦…

Separate Ways

●2-5広島(25回戦) 広島との今季最終戦は黒星。先発・大野雄大が相手の4番・鈴木誠也に特大の満塁弾を浴び、勝負が決した。打線は好機をつくっても1点しか積み重ねられない、毎度毎度の展開だった。本カードはドラゴンズの9勝14敗2分で終了。今夜の敗戦で広…

全て大事

○5-0巨人(24回戦) 「藤井淳志、引退」 今朝目を覚ますと、秋を強く実感するニュースが流れていた。同一球団で16年。大学、社会人を経て40歳まで奮闘を続けたプロ野球生活に敬意を表したい。 実にプレーが映える選手だった。ルーキーイヤーとなった2006年の…

岡野の牽制

www.chunichi.co.jp 中日は3月最後の練習試合を行い、巨人に惜敗した。7回1死二塁から3番手のゴンサレスが北村に左中間適時二塁打を許して先制されると、直後の7回2死から福田の中越えソロで同点。だが、同点の9回に5番手の岡田が2死満塁から代打・小林に中…

天才岡林に仁村ゾッコン

www.chunichi.co.jp 今朝の中日スポーツ、ペラペラとめくっていると4面に興味深い記事があった。「岡林 一軍デビュー見えた」。昨日の二軍の練習試合で2打数2安打を放ったルーキーの岡林勇希を早ければ3月3,4日のオープン戦で出場させるプランがあるとのこと…