2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
2月はとにかく宇多田ヒカルのニューアルバム『BADモード』をよく聴いた一ヶ月間だった。この20年間でCDからサブスクへと音楽の聴き方は大きく変わったが、この人の才能は衰えるどころかますます磨きがかかっているようにも感じる。 「気分じゃないの (Not In…
●7-9楽天(オープン戦:北谷) これぞファンが心待ちにしていた光景だ。今季オープン戦のチーム第一号は、石川昂弥の逆転2ラン。投手陣が打ち込まれて試合こそ負けたものの、このホームランだけで “撮れ高OK” といっても過言ではない。2試合続けて7番サード…
〇2-1阪神(オープン戦:北谷) まるで公式戦のような緊張感、と言うのは大袈裟だろうか。いや、そんな事はない。同じリーグの阪神戦、両軍共にそのまま開幕戦のオーダーだと言われても不自然ではないほどの “ガチメンバー” で臨んだ本日の一戦。オープン戦…
大人になれば分かってくることが色々とある。人生は思っているよりもずっと短いこと、綺麗ごとでは世界平和は実現しないこと、お金はとても大切だということ……。そして「努力は必ずしも報われない」というのも、大人になると思い知らされる真理の一つだ。 26…
大きなニュースが飛び込んできた。あさって26日に予定されているオープン戦初戦の対阪神で、セカンド高橋周平、サード石川昂弥という布陣を敷くことを立浪監督が発表したというのだ(CBCラジオ『ドラ魂キング』より)。 これは率直に言って驚いた。現状、両…
年に一度あるかどうかの水曜祭日とあってネット上では「水曜休み最強説」がトレンドになるほどの賑わいを見せた。一部企業では週休3日制を導入する動きもあるようだが、定着すればプロ野球の観客動員も劇的に上向くに違いない。 球団収益の増加は選手年俸の…
ifの未来を知る由は永久に無い。もし長嶋茂雄が南海ホークスに入っていたら? もし蔭山和夫が急死していなかったら? もし清原和博が巨人に指名されていたら? プロ野球も創設86年ともなれば、誰もが見てみたいと思える “ifの世界線” が数多く存在する。 ド…
ドラフト2位ルーキー、鵜飼航丞が対外試合で結果を残している。持ち前の長打力だけでなく器用さも持ち合わせた打撃も見せており、おそらくこのまま1軍キャンプを完走するだろう。ぜひともこの後に続くオープン戦でも結果を残し、開幕1軍、そして開幕スタメン…
先日ネット上でおもしろいモノに遭遇した。『中日ドラゴンズ共通テスト』と銘打たれたそれは、いわゆる中日ファン向けの知識を問うカルトクイズなのだが、驚くべきはその内容である。大問6までの全33問、マークシート方式という構成は、現実の大学入学共通テ…
2月も下旬に差し掛かり、沖縄からは練習試合の中継や記事が届けられる。いよいよ実戦モードに入ってきたなと感じるこの時期、さらにシーズンに向けてスイッチを入れてくれるものがある。そう、選手名鑑だ。 今年も多くの出版社から選手名鑑が刊行され、各社…
●1-4阪神(練習試合) 打席の結果が9割方 “見える” 場面というのがある。この打者は今から間違いなく三振を喫するとか、なんとなく打つ気がするとか。もっとも中日の場合、後者はほとんど皆無に近いわけだが……。 別に予知能力なんてオカルトじみたモノではな…
○2-1DeNA(練習試合) 圧巻の45球だった。兼ねてからの予告どおり先発マウンドに上がったのは高橋宏斗。先日の紅白戦では最速152キロ、2回無失点と抜群の投球を披露した高橋だが、今季初の対外試合となった本日はそれを更に上回る内容でド肝を抜いてきた。 …
「今年の開幕投手は光成。光成が開幕戦で勝てるようにみんなでバックアップしよう」(日刊スポーツ) 西武が他球団に先駆けて開幕投手を発表したという。近年は開幕前日のイベントで先発投手どころかスタメンオーダーまで発表する文化が定着したため、当日を…
「あいつは昔からヤンチャでしたけど、礼儀はちゃんとした可愛いヤツでしたよ!」 最近、仕事でたまたま知り合った習志野高野球部OBによる山下斐紹評である。山下とは先輩後輩の関係で、同じ目標に向かって切磋琢磨した日々を懐かしんでいた。かつては常勝ソ…
○7-4日本ハム(練習試合) 新庄ビッグボス率いる日本ハムを北谷に迎えての練習試合は勝利。この日が “初陣” の立浪和義監督にとっては幸先の良いスタートとなった。 ともに若手主体のメンバーらしく、両軍合わせて19安打11得点、4失策。三者凡退は両軍ともわ…
近所のバッティングセンターが今月いっぱいで閉業するという。店先の貼り紙によると、老朽化によるやむを得ずの決断であり、今後は建売住宅として生まれ変わるそうだ。何度か息子を連れて行ったこともあるし、町から金属バットの打球音と、独特の風情が失わ…
早いものでキャンプも気付けば後半戦に突入。ここまで最も目立っている選手といえば、ルーキー鵜飼航丞を置いて他にはいないだろう。 初日のフリー打撃柵越え14発に始まり、5日には場外弾2発を含む55スイング中13本の柵越えを記録。あの井端弘和氏をして「弾…
1年前の同時期に比べて立ち位置はどう変わっているか? 世の労働者は多かれ少なかれこうした評価に晒されているものだ。「常に進む」ことを求められる資本主義という名の人生すごろくにおいて、「停滞」は「後退」と同一視され、進めなかった者は容赦なく弾…
「良き指導者との出会いは、その後の野球人生を大きく左右すると言っても過言ではない」と唱えるのは、みんな大好き張本勲である。歴代の大打者たちには大抵、駆け出し時代の指導者との切磋琢磨の日々にまつわる逸話が残っているものだ。王貞治と荒川博、大…
本日おこなわれた紅白戦は、立浪政権初の実戦という事もあり、大きな注目を集めた。若手中心オーダーの中で高橋周平や木下拓哉といったレギュラー格も出場。若手にとっては単なる調整に留まらず、貴重なアピールの場となる。 その中で大きく存在感を見せつけ…
北京五輪に沸く日本列島。平野歩夢の美技に酔いしれ、高梨沙羅とともに悔し涙を流した1週間があっという間に過ぎようとしている。 2022年=冬季五輪イヤーということは、すなわちサッカーW杯が開催される年でもある。W杯が開幕する11月は、日本サッカーが世…
新庄剛志「BIGBOSS」が連日キャンプの話題を独占している。初の対外試合となった2月8日には奇抜な打順、普段とは違う守備位置で組んだスタメンに度肝を抜かれた方も多かったのではないだろうか。 試合後の取材では、BIGBOSSははっきりとした意図は特に名言せ…
絶えず挑戦を続けることの尊さに胸が熱くなった。フィギュアスケート・羽生結弦の話である。 先日おこなわれたSPでは、先に滑った選手が付けた「穴」に足を取られる不運もあり、まさかの8位と厳しい発進となった。ここから大逆転3連覇を成し遂げるには今日の…
プロ野球の歴史は、記憶にも記録にも残らない「ある日」の積み重ねで出来ている。 年間140試合のうち10年後も思い出せる試合は幾つあるだろうか。何の変哲もない日常はやがて記憶の彼方へと埋もれてゆく。 しかし、忘れ去られた「ある日」もたまに引っ張り出…
「人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある」と説いたのは幕末の土佐藩士・坂本龍馬である。近江屋で殺害されたのが満31歳のときなので、今日において「名言」として伝わる言葉の多くは、20代のときに遺したものであろう。 凡庸な想像を巡ら…
元中日の近藤真市さんが、岐阜聖徳学園大野球部の新監督に就任したというニュースが伝わってきた。 長くドラゴンズに尽力した近藤氏は人格者としても知られる。引退後にスコアラー、コーチ、スカウトを歴任した豊富な経験だけでなく、きっとそうした面も評価…
第2クール2日目、北谷球場に大物ゲストが来訪した。見慣れないスーツ姿にマスクを付けていても、その人懐っこい目元を見れば一目瞭然。ご存じ「平成の怪物」こと松坂大輔である。 昨年限りで引退し、評論家として新たなスタートを切った松坂は、所属するスポ…
「逆境も心の持ちよう一つで、これを転じて順境たらしめることもできる」 時の蔵相・高橋是清が皇道派に影響を受けた陸軍青年将校の凶弾に倒れた、いわゆる「二・二六事件」。その発生は今より86年前の雪の日のことだった。中日ドラゴンズの前身たる名古屋軍…
プロ野球の歴史は、記憶にも記録にも残らない「ある日」の積み重ねで出来ている。 年間140試合のうち10年後も思い出せる試合は幾つあるだろうか。何の変哲もない日常はやがて記憶の彼方へと埋もれてゆく。 しかし、忘れ去られた「ある日」もたまに引っ張り出…
球春到来。2月に入って各球団が春季キャンプを開始し、ドラゴンズも初日から精力的に活動している。ここにきて、立浪和義監督の新型コロナ陽性が判明したものの、無症状なのは不幸中の幸いか。東京では2万人以上が陽性判定を受ける昨今、コロナにかかるのは…