ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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2023-01-01から1年間の記事一覧

白熱の接戦、からの異次元

○7ー5巨人(バンテリンドーム:6回戦) 打ちも打ったり15安打7得点。『燃えよドラゴンズ!』の一節を借りるなら「僕もあなたも願って」いたような試合がようやくできた。 何しろ初回から岡林勇希を3番に据えた新打線がつながっての4得点である。石川昂…

「4番サード」

○9ー2巨人(バンテリンドーム:4回戦) ちょうど2週間前、東京ドームでの開幕戦と同じマッチアップとなったこの試合。あの時は小笠原慎之介、ビーディ共に白黒つかず、9回表に巨人のリリーフ陣を打ち崩したドラゴンズが逆転勝ちした。あれからまだ10試…

ホームランは偉大なり

○5ー2広島(バンテリンドーム:2回戦) 悪いことは重なるものである。それにしても近年のドラゴンズはちょっと疫病神に愛され過ぎじゃあるまいか? 開幕ダッシュでみごとにこけ、9試合目を終えた時点で借金は早くも5個。プロ野球の歴史上、借金9をこさ…

ファンをやめようと思った日

○3-1東京ヤクルト(バンテリンドーム:3回戦) 火曜日のゲームは堪(こた)えた。そして萎えた。大野雄大の7回自責点0で負け投手、「グランドスラムか⁉︎」と身を乗り出して行方を追った一打がフェンス際でキャッチされたのを見た瞬間、私の中で何かがプ…

惜しくなんかない

●2-3巨人(東京ドーム:3回戦) 爽やかな日曜の朝は、中日スポーツの名物コラム『龍の背に乗って』を読んで自分の浅はかさを反省するところから始まった。 投手が踏ん張ったロースコアの試合を、ポロポロ落としていては上位浮上は望めない。「うちの野球」…

昼下がりの情事

●0-2巨人(東京ドーム:2回戦) 背番号20はドラゴンズのエースナンバーだと言われている。杉下茂から権藤博へと引き継がれ、一年だけ他の選手を経由したあと、今度は星野仙一が引退までの11シーズンにわたって背負い続けた。その次が小松辰雄で、1985年の…

「野球ってすげえな」

○6-3巨人(東京ドーム:1回戦) 映像を見れば一目瞭然だった。髙松渡の伸ばした左手がわずかに捕手のタッチより早くホームプレートに触れていることを確認するや、固唾を飲んで見守っていたレフトスタンドの青い集団はこの日一番の絶叫とも歓声ともつかな…