ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

今夜、マー君投げるってよ~甲子園V投手対決は “オレたちの” 小笠原慎之介に軍配

〇2-0楽天 (1回戦:バンテリンドーム) 「今夜、マー君投げるってよ」 この一言で客が呼べる選手が一体どれだけいるだろうか。おそらく今のプロ野球界で、野球に興味のない人を含めて一般的な知名度がトータル的に最も高いのはやはり田中将大であろう。あの…

先週のナイスプレー!(5/24〜5/29)

基本的に月曜日はゲームがない移動日ということで「先週のナイスプレー!」という企画を行っている。普段なら5/24~29に行われた6試合を対象に、目立ったプレーには漏れてしまっているが個人的にナイス!と思われたプレーを投手部門、野手部門に分けて紹介し…

正にカオスなショート事情。決着はどうなる!?

「これでショートは10年大丈夫」 阪神が鳥谷敬をドラフトで獲得した際、岡田彰布監督(当時)はこう思ったそうだ。後に鳥谷は球史に残るショートに成長し、入団時の見立てが間違いではないことを証明した。 19年後の2022年。希代の名手を彷彿とさせる逸材が…

哀愁の背番号3〜勝つために不可欠な周平復活

●0-8-オリックス (3回戦:京セラドーム大阪) その昔、「join us~ファンと共に~」をスローガンに掲げた高木ドラゴンズが立ち上がった際、一部のマスコミの間でしきりに使われたのが “負けても楽しい野球” というフレーズだった。 若いファンには意味が伝…

まるでダメな1日のドラゴンズ。それでも「救い」はあったか

●0-8オリックス(3回戦:京セラドーム大阪) 何をやってもうまくいかない、まるでダメな1日がある。 朝の寝起きが最悪。歩いていたら鳥のフンが落ちてくる。電車のドアが目の前で閉まる。行こうとしていたラーメン屋が臨時休業……。往々にして悪いことは重な…

誰が “捨て試合” なんて言った?~シン・スズキの逆襲

〇4-1オリックス (2回戦:京セラドーム大阪) 山本由伸vs.鈴木博志。今や日本が誇るスーパーエースに対し、ドラゴンズの先発は通算103試合目にして初先発の鈴木博志。いわば天下無双の横綱に鳴かず飛ばずの十両が勝負を挑むようなもので、予告先発が発表さ…

HP全快〜元気な三ツ俣大樹が帰ってきた

〇4-1オリックス (1回戦:京セラドーム大阪) 「休み休み仕事しないとHP無くなっちゃうじゃないですか」 こないだ後輩に言われた言葉である。正確には言い返された言葉だ。弊社は社内規定で昼休憩は60分間と一応決まっているのだが、そいつはとにかくよく休…

連敗ストップ!クリーンアップを10球で抑えた清水達也の度胸

〇6-3西武(3回戦:バンテリンドーム) 名古屋では、やけになったファンが朝から路上で飲んだくれ、殴り合いの喧嘩がそこかしこで発生しているという。宇一郎の子飼いの県警が火消しに躍起になっているが、「補強する気のないオーナーは去れ!」と市民からシ…

うなだれる高橋宏斗に見た、昇龍ロードの途上

●1-2西武(2回戦:バンテリンドーム) トンネルの出口には今日も辿り着かなかった。3年ぶりの7連敗。「8」まで伸びた2019年は、8連勝からの8連敗という滅多にないような急上昇、急降下だったのでよく覚えている。対して今回は直近1勝10敗。5点取ったら8点取…

無謀? 高橋周平ショート起用のときめきと現実

●5-8西武(1回戦:バンテリンドーム) 「個人的には好き。実用的かどうかはともかくとして」 高橋周平のショート起用に対する偽らざる本音である。21日の広島戦でお披露目された8年ぶりの「ショート・高橋」は、大敗の試合だからこそできる一種の “お試し” …

「見たい!」と思わせた投手・根尾昂。ドラゴンズに二刀流スターは生まれるのか?

投手・根尾昂が話題を呼んでいる。 21日の広島戦、9点ビハインドの8回裏に登板した背番号7は、1イニングを無失点投球。先頭の坂倉将吾にはヒットを打たれるも、そこから小園海斗、磯村嘉孝、中村健人を立て続けにアウトに仕留めた。直球の最速は150キロ(し…

先週のナイスプレー?(5/17〜5/22)

基本的に月曜日はゲームがない移動日ということで「先週のナイスプレー!」という企画を行っている。今回は5/17~5/22に行われた5試合を対象に、目立ったプレーには漏れてしまっているが個人的にナイス!と思ったプレーを投手部門、野手部門に分けて紹介した…

君の名は絶望〜5連敗で交流戦へ

●0-1広島(11回戦:Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島) 今朝の中日スポーツ1面は根尾昂の投手登板が大々的に飾った。中スポだけではない。他メディアの報道も根尾一色に染まり、名だたる評論家たちが賛否と持論を表明していた。 言うまでもないが、ドラゴンズ…

連鎖炎上~今やるべき事は何なのか?

●1-10広島(10回戦:Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島) “打線は水モノ” と言うが、投手陣も長いシーズンの中で苦しくなる時期が必ず訪れる。大野雄大に続いて、この日は岡野祐一郎が9失点。試合はプレイボール間もなく早々に決し、以降は魂が抜けた状態で鑑…

佐藤優、炎上……重すぎたビッグイニング

●5-11広島(9回戦:Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島) “敗戦処理” ほどシビアな言葉はない。どんな職業でもそれに類する役割はあるが、こんなにも身も蓋もない表現をするのはおそらくプロ野球だけであろう。リリーフ・ヒエラルキーの頂点がクローザーなら、…

Rapsodo ✕ 三ツ間卓也トークライブ! 参加レポート

先週木曜、5月12日に東京ビッグサイトで開催された展示会に行きました。正確には水曜~金曜まで私の勤めている会社も展示会に出展していたのですが、木曜日に株式会社Rapsodo Japanさんのブースにお伺いしました。 Rapsodo社には、中日新聞のWeb版で連載をさ…

根尾心中~「ショート」根尾昂はエンターテイメントだ!

●6-7DeNA(8回戦:バンテリンドーム) 地獄から天国へ。そしてまた地獄へー-。0-5での敗北ならあきらめも付くが、なまじ追いついただけにショックも大きい。これでこのカードは1勝7敗。バンテリンドームでは0勝5敗という屈辱的な数字が並ぶ。 他球団相手には…

イニングイーター~価値ある小笠原の粘投

●0-4DeNA(7回戦:バンテリンドーム) 今永昇太の三振劇場は1回裏、三ツ俣大樹が3球三振を喫したところから始まった。13奪三振もさることながら、この日打席に立ったのべ32人のうち22人が2ストライクまで追い込まれたという事実に恐れ入る。まさに攻略の糸口…

ドラゴンズファンが河村亮アナを悼む

突然の訃報だった。日本テレビの河村亮アナウンサーが脳出血のため亡くなった。54歳の若さだった。 巨人戦をはじめとする野球中継や箱根駅伝など、スポーツ実況の名物アナとして知られ、数多くの名実況を生んだ。また、『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』…

先週のナイスプレー!(5/10〜5/15)

基本的に月曜日はゲームがない移動日ということで「先週のナイスプレー!」という企画を行っている。今回は5/10~15に行われた6試合を対象に、目立ったプレーには漏れてしまっているが個人的にナイス!と思われたプレーを投手部門、野手部門に分けて紹介した…

既視感との戦い〜イヤなムードに蹴りをつけたビシエド、アリエルのアベック弾

○9-3巨人(9回戦:東京ドーム) 3回終わって5対0。スコアだけ見れば楽勝だが、穏やかな気持ちで観戦できたファンは少ないのではないだろうか。私はもちろん心臓バクバク。イニングを重ねて勝利が近づけば近づくほど、むしろ緊張感は増す一方だった。 既視感…

バント?ヒッティング?代打?あなたの意見は?!

●6-7巨人(8回戦:東京ドーム) 高橋宏斗と中山礼都、同じ高校からプロに入った対決をまさか2022年に見られるとは思ってもいなかった。結果は2打数1安打。中山の3打席目に回るところで、高橋宏斗は無念の途中降板となってしまった。 さて、本日は先の記事に…

それぞれの信頼~不安が先に立った「代打・福留孝介」

●6-7巨人(8回戦:東京ドーム) きっと悪い夢でも見ているんだ。目を覚ませば6回裏、清水達也が満塁火消しに成功したあの場面に戻るに違いないんだ。戻れ、戻れ!……なんてムナしい妄想に耽りながら発泡酒を2缶、3缶と空けるしか感情のやり場がない土曜の夜。…

スター覚醒近し?~目立った背番号7の躍動

●2-5巨人(7回戦:東京ドーム) 打てないのは分かっていたことだが、このタイミングでのビジター6連戦はどう考えてもキツイ、キツすぎる。この4試合で2点以上取ったイニングはなし。つまり1点取るのがやっとの状態で、投手陣が踏ん張るしか勝ち筋は無いのだ…

雨中の熱投~上田洸太朗まかりとおる!

●1-3ヤクルト(8回戦:明治神宮野球場) 野球談議に華が咲くと、「いい投手とは何ぞや?」という話になることがある。この問いかけに対して私は必ずこう答えるようにしている。 「フルカウントからストライクを投げられる投手のこと」だと。 エースと呼ばれ…

4番弾のアリエル、大覚醒のライデル

〇2-0ヤクルト(7回戦:明治神宮野球場) 昨夜あまりいいところの無かった岡林勇希と根尾昂に代えて先発出場したのは、渡辺勝と福留孝介。はっきり言って意図の見えづらい起用ながら、限られた戦力で見栄えを変えるにはこれくらいトリッキーな手を打たざるを…

恐怖の綱渡り〜代役捕手・石橋康太の奮闘

〇1-0ヤクルト(6回戦:明治神宮野球場) 竜の「緊急事態宣言」である。移動日の9日に飛び込んできた「木下拓哉、石川昂弥コロナ陽性」のバッドニュースは今日になって更に拡大。平田良介、さらには鵜飼航丞と相次いで陽性者が出る事態となり、同じくクラス…

先週のナイスプレー!(5/3〜5/8)

基本的に月曜日はゲームがない移動日ということで「先週のナイスプレー!」という企画を行っている。今回は5/3~8に行われた6試合を対象に、目立ったプレーには漏れてしまっているが個人的にナイス!と思われたワンプレーを投手部門、野手部門に分けて紹介し…

アベック記念日~昂弥&鵜飼競演も空砲に終わる

●3-4阪神(8回戦:バンテリンドーム) 6回終わって1点リード。手中にしたかに思われた勝利は、するすると逃げていった。先週131球という今時めずらしい球数で物議をかもした柳裕也だが、この無尽蔵のスタミナが首脳陣の判断を誤らせた。 制球力に定評のある…

“5回まで男” は崩れない〜松葉貴大、驚異の安定感

〇2-1阪神(7回戦:バンテリンドーム) バンテリンドームに大観衆が戻って来た。2年以上にわたる “在宅慣れ” のせいか開幕当初は心配になるほど空席が目立っていたが、ここにきて徐々に回復。今季初めて前売り券が完売し、3年ぶりの満員御礼となった。 昨夜…