ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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高橋宏斗

春が待ちきれなくて〜最下位確定の夜、悲壮感なし

●1-6DeNA(24回戦:横浜スタジアム) 我々は今夜、高橋宏斗が打ちのめされる光景を初めて目にしたことになる。5回6失点。エラー絡みとはいえ、4点を失った5回表の投球は集中力が切れ、ボールが制御できていないように見えた。これまで驚くべき安定感を維持し…

見えたぞサイ・ヤング賞〜神を超えた高橋宏斗

○3-0東京ヤクルト(25回戦:明治神宮野球場) このごろ世間に流行るもの。56号、三冠王、マジック4にヤクルト1000……。朝、ニュースを付けたら「村上新記録なるか」という話題が流れていてびっくりした。大谷翔平ならともかく、プロ野球の一選手がこうして脚光…

守り勝つ野球とは〜高橋宏斗見殺しの罪

●0-1DeNA(20回戦:バンテリンドーム) なぜ投手の一世一代の好投を、高揚感ではなく苛立ちと共に見守らなければいけないのか? 完全試合をやりかけた大野雄大の時もそう。マツダスタジアムで8回途中まで無安打無失点ペースだった高橋宏斗の時もそう。そして…

ゴロ2本〜祖父江大輔の渋い働き

○6-3東京ヤクルト(21回戦:明治神宮野球場) 狙って三振を取れる投手は強いと、高橋宏斗の投球を見ながらつくづくそう感じた。 ハイライトは4回裏だ。この回無死から2連打を浴びて失点。なおもランナー二塁という場面で打席には村上宗隆。第1打席ではストレ…

巨人を最下位に突き落とせ!③〜エース高橋宏斗、間合いの妙

●1-2巨人(20回戦:東京ドーム) プロ2年目と4年目によるバチバチと音が聞こえてきそうな次世代エース同士の投げ合いは、ハーラートップタイを走る戸郷翔征に軍配が上がった。試合終了の瞬間、東京ドーム内に響き渡る「敗戦投手・高橋宏斗」という無情のアナ…

巨人を最下位に突き落とせ!①〜天敵中田翔

●0-6巨人(18回戦:東京ドーム) お盆過ぎれば涼しくなる。たしかに先週あたりから、朝夕の空気の変化を肌で感ぜられるようになった。窓を開けたときに入ってくる風が、まとわりつくような熱風ではなく、ひんやりとした秋のそれなのだ。 ビデオ考古学者のコ…

抑止力60号〜チームと高橋を救った岡林のミラクル返球

○5-0DeNA(16回戦:バンテリンドーム) 夏の甲子園は愛工大名電が2回戦に駒を進めた。15安打14得点の猛打もさる事ながら、中日ファンとしてはやはり岩瀬仁紀の息子・法樹の登板には心躍るものがあった。意図的に演出したわけではあるまいが、父親さながら9回…

SEASONS〜若手と4番の活躍で全てが噛み合った!

サブスクで懐メロ漁りをしていた折、なんとなしに浜崎あゆみの「SEASONS」を聴いたのだが、ビックリするほどドラゴンズの境遇を歌っていて泣けてきた。ほとんどの人が頭ん中「??」だと思うので、解説しよう。まず最初のサビ。 今日がとても楽しいと 明日も…

たった2勝の最強投手〜犠飛で満足げな主砲にドロップキック

●1-2DeNA(11回戦:バンテリンドーム) プロ野球を見始めて25年以上経つが、高橋宏斗ほど完成度の高い投手がドラゴンズに現れたのは初めての事だ。川上憲伸や今中慎二も素晴らしいエース投手だったが、高橋ほど “規格外” という感じでは無かったし、これでま…

高橋宏斗、令和の衝撃〜怖さを知り、楽しむ余裕が出てきた

△0-0DeNA(10回戦:横浜スタジアム) それは初回、2番大田泰示への5球目。この日高橋宏斗が投じた12球目の事だった。糸を引くように真ん中低めにコントロールされたストレートが、木下拓哉のミットを心地よく響かせる。次の瞬間、横浜スタジアムの電光掲示板…

うなだれる高橋宏斗に見た、昇龍ロードの途上

●1-2西武(2回戦:バンテリンドーム) トンネルの出口には今日も辿り着かなかった。3年ぶりの7連敗。「8」まで伸びた2019年は、8連勝からの8連敗という滅多にないような急上昇、急降下だったのでよく覚えている。対して今回は直近1勝10敗。5点取ったら8点取…

「理想の三振」を狙いすぎ? 高橋宏斗に足りない「雑さ」と「余裕」

●0-1広島(6回戦:バンテリンドーム) 立浪ドラゴンズの熱いゲームを期待した大勢のファンで賑わうゴールデンウィーク初日の本拠地。しかし待っていたのは淡々と、黙々と凡打を重ねる「ダメなときのドラゴンズ」だった。 試合前には大島洋平の登録抹消という…

球種のデパート・高橋宏斗はバッティングもいい!

〇4-1ヤクルト(5回戦:バンテリンドーム) 小川泰弘といえばバンテリンドームに滅法強いことで知られる。愛知・田原市出身。昨季は100球未満での完封を意味する「マダックス」をこの球場で記録した。今シーズンはここまで不甲斐ない内容が続いているが、得…

目指せ、400本超え

〇11-3ヤクルト(3回戦:明治神宮野球場) 興奮冷めやらぬ3連戦の3戦目、高橋宏斗は勝利のハイタッチでプロ初勝利の大事な記念球を受け取った直後、それを立浪監督に手渡しした。まだまだ寒い日の続く東京の夜、必要な時以外は常にウィンドブレーカーを着込…

4発11得点!高橋宏斗プロ初勝利!一夜の夢のような強竜祭りは「未来」ではなく今だ!

〇11-3ヤクルト(3回戦:明治神宮野球場) 上弦の月が輝く夜空の下、神宮球場に集まった熱心なドラゴンズファンは夢のようなひと時に酔いしれた。 「高橋宏斗プロ初勝利」という、それだけでも一生忘れられないメモリアルゲームだというのに、打つわ打つわで…

ベールを脱いだ傑物~高橋宏斗episode0~

2022年最初の野球観戦。あえてこの日を選んだのは理由がある。純粋に佐々木朗希が観たい! ただそれだけ。ところが、チケットを購入する時点で予想ができたとはいえ、佐々木朗が登板することはない。残念ながら名古屋とは縁がなかったようだ。それでも、ドラ…

オープン戦終了! 目立った若手の躍動と、中堅ベテラン勢の不甲斐なさ

●2-10ロッテ(オープン戦:バンテリンドーム) 高橋宏斗は宇宙だぁぁ! と大声で叫びながら町中を走り回りたくてたまらなかった。祝日の真昼間から30過ぎの男がこんな事したら即・通報案件だろう。さすがに前科を付けたくないのでかろうじて思い留まったが、…

ナウでヤングなエモい若手たち~高橋宏斗、2年目の飛躍へ

www.nikkansports.com ニュースページにワクワクする見出しが踊った。いよいよ昨年のドラフト1位がお披露目となる。今年は北谷キャンプを完走すると紅白戦、対外試合でもアピールし、ついに落合ヘッド、立浪監督のGOサインが出ることとなった。 2019年に行わ…

こりゃホンモノだ!高橋宏斗、マウンドを支配した圧巻の45球

○2-1DeNA(練習試合) 圧巻の45球だった。兼ねてからの予告どおり先発マウンドに上がったのは高橋宏斗。先日の紅白戦では最速152キロ、2回無失点と抜群の投球を披露した高橋だが、今季初の対外試合となった本日はそれを更に上回る内容でド肝を抜いてきた。 …

圧巻の高橋宏斗! 不満残る梅津晃大。マウンド捌きを学ぶべき人物は身近にいる

本日おこなわれた紅白戦は、立浪政権初の実戦という事もあり、大きな注目を集めた。若手中心オーダーの中で高橋周平や木下拓哉といったレギュラー格も出場。若手にとっては単なる調整に留まらず、貴重なアピールの場となる。 その中で大きく存在感を見せつけ…

ボヘミアン・ラプソディ

●1-2オリックス(1回戦) 今日から交流戦も後半戦。3カード連続で勝ち越したドラゴンズが次に目指すのは、7年ぶりの交流戦勝ち越しだ。早ければこのカードで実現できるだけに、今日の初戦は何としてもモノにしたかったが、執念実らずあと1点及ばなかった。 …

リスタート

●1-4広島(2回戦) 春のセンバツで中京大中京(愛知)が常総学院(茨城)を下し、8強入りを決めた。エース・畔柳亨丞(くろやなぎ・きょうすけ)の好投と集中打で関東の強豪を一蹴した戦いぶりには、ドラゴンズからドラフト1位指名された高橋宏斗らを擁しな…

高橋宏斗、一本釣り!

www.chunichi.co.jp ◇26日 プロ野球ドラフト会議 入札8番目の阪神の指名が読み上げられた瞬間、胸を撫でおろした。中日を除く残る3球団はいずれも事前に指名選手を公表しており、横槍が入る心配はない。すなわち中京大中京・高橋宏斗の “一本釣り” 成功であ…