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夏休みシーズンに入り、野球界はプロ・アマ問わず各所で熱戦が繰り広げられている。筆者もある日はプロ野球、またある日は高校野球へと現地観戦に勤しむ中、本日は都市対抗野球大会へと足を運んだ。 都市対抗野球は社会人のビッグトーナメントで、その名の通…
野手では日本記録に並ぶ9打席連続三振――。 先週、鵜飼航丞が樹立した記録である。「樹立してしまった」という方が正しいか。三振は基本「何も起こらない」イベントなので、不名誉なものなのだろう。 6月8日のロッテ戦から11日の日本ハム戦まで、4試合にわた…
こんにちは、ikkiです。 突然ですが、先週1週間、北海道でワーケーションをしてきました。 ワーケーションとは、「ワーク(Work)」と「バケーション(Vacation)」を組み合わせた造語で、自宅以外の場所にて「仕事」と「休暇」を行うこと。今回はせっかくの…
●0-8オリックス(3回戦:京セラドーム大阪) 何をやってもうまくいかない、まるでダメな1日がある。 朝の寝起きが最悪。歩いていたら鳥のフンが落ちてくる。電車のドアが目の前で閉まる。行こうとしていたラーメン屋が臨時休業……。往々にして悪いことは重な…
投手・根尾昂が話題を呼んでいる。 21日の広島戦、9点ビハインドの8回裏に登板した背番号7は、1イニングを無失点投球。先頭の坂倉将吾にはヒットを打たれるも、そこから小園海斗、磯村嘉孝、中村健人を立て続けにアウトに仕留めた。直球の最速は150キロ(し…
突然の訃報だった。日本テレビの河村亮アナウンサーが脳出血のため亡くなった。54歳の若さだった。 巨人戦をはじめとする野球中継や箱根駅伝など、スポーツ実況の名物アナとして知られ、数多くの名実況を生んだ。また、『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』…
◯7-3DeNA(4回戦:横浜スタジアム) ドラゴンズの躍進に欠かせない左腕が帰ってきた。背番号11・小笠原慎之介だ。 3月29日のDeNA戦で今季初登板するも黒星を喫し、直後にコロナ陽性が判明。隔離生活、ファームでの研鑽を積んで、約1カ月ぶりに一軍マウンドへ…
不動のリードオフマンが離脱――。 4月29日、大島洋平の登録抹消はチームに暗い影を落とした。同日のナイターは大瀬良大地にあっさりと完封負け。ゴールデンウィーク初日から憂鬱な気分にさせるには十分なものだった。 ただ、チームは翌日から2連勝。“大島ショ…
根尾昂が遊撃へ再コンバートされることになった。 21日に立浪和義監督が明らかにしたもので、「今のチーム状況を考えると外野はたくさんいてなかなか出る機会がない。外野をやることも遠回りしているようで彼にとってはプラスになると思ってやらせている」と…
●2-3広島(4回戦:MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島) 今季初めての屋外デーゲーム、初めてのズムスタでの試合は1点差で敗戦。先発・岡野祐一郎が自らのバットで先制点をもたらすも、リードを守りきれず。28歳のバースデー登板を勝利で飾ることはできなかった…
「♪その船を漕いでゆけ お前の手で漕いでゆけ お前が消えて喜ぶ者に お前のオールを任せるな~♪」 4月12日、バンテリンドームナゴヤで久々に響いたTOKIOの『宙船』。祖父江大輔が一軍のマウンドに帰ってきた。 この日の阪神戦、1点ビハインドの8回に登板した…
石川昂弥の初ホームランに高橋宏斗のプロ初勝利。先日の神宮3連戦は一生語り継ぎたい出来事が2つも起こった。筆者も3連戦すべてを現地観戦し、その喜びを享受した。やはりドラフト1位選手というのは特別なのだ、と改めて感じた。 その神宮3連戦で印象に残っ…
〇7-6東京ヤクルト(1回戦:明治神宮野球場) 昨年の王者・ヤクルトとの初戦は競り勝ち、連勝を4に伸ばした。3回表までに5点リードを奪うも、山田哲人&村上宗隆による一発攻勢に遭い、7回終わって6-6の同点に。 今年も相手主砲の打棒に震える日々が始まった…
○4x-3広島(2回戦:バンテリンドーム) いやはや、野球は最後まで何が起こるか分からないものだ。正直言うと、坂倉将吾の犠飛で勝ち越された瞬間、ドラゴンズの勝ちを九割方諦めていた。 なぜか。広島にはまだ栗林良吏が残っていた。昨季53登板中、失点を喫…
敵地・東京ドームでの巨人3連戦を1勝2敗で終えた立浪ドラゴンズ。明日29日からはDeNAを迎え、本拠地開幕シリーズを戦う。 しかし、巨人とのGame 3はよく勝ったと思う。昨季までなら柳裕也が初回に4点を失った時点でジ・エンド。8回から6点を奪って逆転勝ちを…
●2-4巨人(開幕戦:東京ドーム) 毎年、開幕日というのは気持ちが昂ぶるものだ。まっさらな状態でペナントレースが始まるワクワク感、そして「始まったら元には戻れない」不安感。相反する感情を内包して、選手たちの躍動を見つめていく。 今シーズンの場合…
オープン戦で体と心を慣らすとともに、野球本を読んで気持ちを高める今日この頃。そこで本稿では『砂まみれの名将 野村克也の1140日』(新潮社)について記したい。 本書はノムさんが社会人野球・シダックスを率いた、2002年冬から05年冬にわたるノンフィク…
梅津晃大が右肘内側側副靱帯の再建手術、いわゆるトミー・ジョン手術(以下、TJ手術)を受けるそうだ。今朝の『中日スポーツ』と『スポーツ報知』がスクープしている。 ドラゴンズ所属投手のTJ手術といえば、直近だと田島慎二の例が挙げられる。田島は一昨年…
13日のオリックス戦で興味深い場面があった。 8回裏、制球を乱した石森大誠のもとへ落合英二ヘッド兼投手コーチが駆け寄る。肩を抱き、柔和な雰囲気の中で言葉を交わす。マウンド上の輪が解けたあと、石森のボールは明らかに変わり、結果ノーアウト満塁のピ…
3月2日付の『中日スポーツ』で、ナゴヤ球場に人気バンド・サカナクションの広告が掲出されたことが明らかになった。かねてから魚民(サカナクションファンのこと)の間では噂になっており、記事をもってその真偽がハッキリした形だ。写真を確認すると、ライ…
2月も下旬に差し掛かり、沖縄からは練習試合の中継や記事が届けられる。いよいよ実戦モードに入ってきたなと感じるこの時期、さらにシーズンに向けてスイッチを入れてくれるものがある。そう、選手名鑑だ。 今年も多くの出版社から選手名鑑が刊行され、各社…
○7-4日本ハム(練習試合) 新庄ビッグボス率いる日本ハムを北谷に迎えての練習試合は勝利。この日が “初陣” の立浪和義監督にとっては幸先の良いスタートとなった。 ともに若手主体のメンバーらしく、両軍合わせて19安打11得点、4失策。三者凡退は両軍ともわ…
球春到来。2月に入って各球団が春季キャンプを開始し、ドラゴンズも初日から精力的に活動している。ここにきて、立浪和義監督の新型コロナ陽性が判明したものの、無症状なのは不幸中の幸いか。東京では2万人以上が陽性判定を受ける昨今、コロナにかかるのは…
セ・リーグを制したヤクルトがパ・リーグ覇者のオリックスを下した今年の日本シリーズ。6試合全てが2点差以内、うち5試合が1点差という熱戦に次ぐ熱戦は、稀に見る名シリーズとして永く語り継がれることになるだろう。 今回、筆者は運良く第6戦のチケットを…
老若男女、全世代に愛される稀代のスーパースター・立浪和義。では、いったい立浪の何に我々はこんなにも魅力されるのか。いったいなぜ10年以上も監督就任を待ち続けることができたのか。 その軌跡を、あらためて紐解いてみたいと思う。 番外編第3段となる今…
●0-5DeNA(25回戦) 敵地・ハマスタでのDeNA戦今季ラストゲームは完敗。打線はわずか1安打に抑えられ、2回以降は走者1人すら出せず。先発投手の清水達也は制球に苦しみ、4回で降板。今季初登板初先発を白星で飾れなかった。シーズンの残り試合はいよいよ「1…
●1-6阪神(24回戦) 敵地・甲子園で迎えた5日ぶりの試合は完敗。相手先発の高橋遥人に制圧され、代わった後に岡林勇希のタイムリーで1点を返すのがやっと。投手陣も被安打11の6失点と、振るわなかった。シーズン残り試合はあと「3」である。 心の中は「タイ…
いよいよ間近に迫ったドラフト会議。今年はどんなドラマが待っているのか。11日の夕方が待ち遠しくて仕方ないという方もたくさんおられることだろう。 今年のドラフトの特徴は、一言でいうならば「予測困難」。一昨年の奥川恭伸、佐々木朗希や、昨年の早川隆…
○4-2DeNA(22回戦) DeNAとの敵地シリーズGame 2は逆転勝ち。2点を追う8回にアリエル・マルティネスの代打ホームランで1点差とすると、9回には相手リリーフ陣を攻めて一挙3点を奪った。この勝利で単独最下位転落、CS完全消滅は逃れ、11日のドラフト会議を5位…
●2-5広島(25回戦) 広島との今季最終戦は黒星。先発・大野雄大が相手の4番・鈴木誠也に特大の満塁弾を浴び、勝負が決した。打線は好機をつくっても1点しか積み重ねられない、毎度毎度の展開だった。本カードはドラゴンズの9勝14敗2分で終了。今夜の敗戦で広…