ちうにちを考える

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今季神宮初戦、石川昂弥の劇弾で勝利! その裏でブルペンワークはどうだった?

〇7-6東京ヤクルト(1回戦:明治神宮野球場)

 昨年の王者・ヤクルトとの初戦は競り勝ち、連勝を4に伸ばした。3回表までに5点リードを奪うも、山田哲人&村上宗隆による一発攻勢に遭い、7回終わって6-6の同点に。

 今年も相手主砲の打棒に震える日々が始まったか……。そう思った矢先の8回、石川昂弥のプロ初アーチが飛び出した! 清水昇の直球をかち上げると、神宮球場の左中間最深部に着弾。スタンドのファンは当然ながら、当の石川本人も溢れる気持ちを抑えきれず、何度も拳を握り、ベンチ前では石垣雅海やビシエドと抱擁。まるで優勝したかのような騒ぎだった。

 これが決勝点となり、試合はドラゴンズの勝利。最少リードをジャリエル・ロドリゲス、ライデル・マルティネスのキューバコンビで守りきった。筆者は現地で見守り、今夜のことを一生語り継いでいきたい気分だ。

ブルペンワークを定点観測

 さて、神宮といえば、ブルペンが見える数少ない球場。今年もブルペンワークを定点観測していこうと思う。

昨季までのブルペン観察記はこちら↓

ブルペン観察記 カテゴリーの記事一覧 - ちうにちを考える

 今夜の継投順は勝野昌慶(6回0/3)→清水達也(1回)→ロドリゲス(1回)→R.マルティネス(1回)。清水が2勝目を記録。ロドリゲスにホールドが付き、マルティネスが3セーブ目を挙げた。

試合詳細はこちら↓

https://dragons.jp/game/scoreboard/2021/?date=20220405

今夜のブルペンワークは?

 以下、今夜のブルペンワークを記す。4回は所用で席を外していたので、一緒に観ていた仲間に確認してもらった。

・4回表~裏:森博人、山本拓実、藤嶋健人(いずれも軽く調整)
・5回表:藤嶋(石川まで、この時は捕手を座らせていた)
・5回裏:藤嶋②(もう一度立ち投げから)、田島慎二(村上まで)
・6回表:なし
・6回裏:清水達也(キャッチボールのみ)
・7回表:清水(立ち投げ&座り投球、2死まで)、福敬登(2死から)
・7回裏:清水(軽く座り投球→塩見泰隆からマウンドへ)、福(山田以降はペース緩めて待機)、ロドリゲス(清水投入後)
・8回表:ロドリゲス(大島まで投球→待機後、裏にマウンドへ)
・8回裏:なし
・9回表:R.マルティネス(立ち投げから、ビシエドからは座り→裏にマウンドへ)、藤嶋③(木下拓から立ち投げ、石川昂で座りまで)
・9回裏:なし

従来と異なる「1回作り」も見られるか

 伝統的にドラゴンズは「2度作り」が続いていたが、今夜を見る限りだと1回の調整のみでマウンドへ向かう機会も見られそうだ。長いシーズンや投手寿命を思えば、その方が良いかもしれないが、これは人によると思うので是非は問わない。

 また、今夜の展開は割とシンプルに継投をできたが、例えば2日の延長12回は9人の投手をつぎ込み、野手の根尾昂まで準備させていたので、ブルペンワークが多忙を極めたのは想像に難くない。

 いずれにせよ、今季も見られる範囲でブルペン観察を続けていく予定だ。次回をお楽しみに。

Ikki KAGA (@ikki_0306) | Twitter