ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

頼もしい背中

◯7-3(23勝27敗) 10勝14敗。9カード中2カードしか勝ち越せなかった5月の戦いは一言でいえば「苦しかった」。 12連戦の真っ只中の5月1日、記念すべき令和の幕開けを山井が初回からぶち壊し、翌日はロメロが不運にも見舞われながらグラブを叩きつけた。そんな…

瞬殺

●1-8(22勝27敗) まるでメトロノームのように規則正しく1ボールからの2球目を3者連続で単打にされて満塁のピンチを背負うと、4番ロペスがまたしても2球目を捉えた当たりは、まだ観客もまばらなライトスタンドへと吸い込まれいった。 そのとき、時計は18時07…

一軍に慣れるという事

●1-2(22勝26敗) 今年からイレブンスポーツというサイトでファームの試合がほぼ全試合、生中継で配信されるようになった。これまでは現地に足を運ばない限り映像を見る事など出来なかった二軍戦がいつでもどこでも生視聴できるなんて本当に夢のような時代に…

闘争心に火をつけろ

◯10-8(22勝25敗) 両先発の序盤KO、ド派手な3連発、それに対抗するかのようなホームランの応酬、そして信じられないようなミス……。 神宮球場という特殊な空間で起こり得る全ての要素をぶち込んだようなカオスな夏祭りは、ここ数年この球場で味わった悪夢の…

うちの看板です

◯10-3(21勝25敗) 6年間に及ぶ長い低迷。その根本的な原因は何なのだろうかと考えた時、まずパッと浮かぶのが「軸になる圧倒的な打者がいない」という事だ。 セリーグだと坂本勇人、丸佳浩、山田哲人、筒香嘉智、鈴木誠也。パリーグでいえば秋山翔吾、山川…

確率に勝つ

◯6-1(20勝25敗) 8連敗中のチームとの対戦と聞いて「よっしゃ!それなら勝てるやろ!」と思えるのはまだ野球を見始めて歴が浅いファンである。私も若い頃はそうだった。若いうちは勢いがすべて。連勝が続けばこのまま永久に勝ち続けるんじゃないだろうかと…

平成中日スポーツ一面ランキング

令和時代が幕を開けて早3週間。 前回「平成ドラゴンズ10大ニュース」の際に告知した平成回顧企画の第2弾がようやく完成した。 偉大なる中日ドラゴンズの動きをどのメディアよりも熱心に追いかけてきたのは言うまでもなく“大本営”こと中日スポーツだ。 あの名…

与田、達観す

●1-3(19勝25敗) ある種のボーダーラインである借金5を軽々と飛び越え、遂に今季最多の借金6に到達してしまった。長年借金生活を送っていると何となくヤバいラインも分かってくるもので、借金5がギリギリ挽回できるラインだとしたら借金6はズルズル二桁借金…

賭け

●2-3(19勝24敗) 野村祐輔の前に手も足も出ず、なんの見所もなく終わるかと思われた試合は9回、福田の一発をキッカケに突如として動きだした。 大島、ビシエドが出塁し、さらに高橋のタイムリーツーベースで1点差。なおも一死二、三塁。同点どころか逆転の…

過失

◯5-4(19勝23敗) 過失(かしつ)とは、注意義務に違反する状態や不注意をいい、特に民事責任あるいは刑事責任の成立要件としては、違法な結果を認識・予見することができたにもかかわらず、注意を怠って認識・予見しなかった心理状態、あるいは結果の回避が…

掴もうぜビッグチャンス

●1-5(18勝23敗) 泣きっ面に蜂とはまさに今のドラゴンズのことを言うのかもしれない。昨日の試合で負傷退場した平田の診断結果は左ふくらはぎ肉離れ。全治4〜6週間を長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれだが、6月の交流戦を丸々平田抜きで戦わなけれ…

神様ヘルプ!

●1-4(18勝22敗) 迷信だとか都市伝説だとかは極力信じないようにしていて、血液型占いやスピリチュアル系も基本的には「嫌い」というスタンスで生きているのだが。さすがに6回のサードベース事件に関しては、もはや不運という一言では言い表せぬ、何か悪い…

プライド

◯3-2(18勝21敗) 8回をロドリゲスが無失点に切り抜け、2点差で迎えた9回。マウンドに鈴木博が上がった時点で同点ないし逆転サヨナラ負けまで覚悟したファンは少なくないだろう。 前回の阪神戦でも3点差ありながら一発出たら同点という窮地に追い込まれ、大…

夢見るファンじゃいられない

●2-8(17勝21敗) 試合後に与田監督も言ったように「負けるときはこんなもの」。大野雄が2死から逆転ホームランを打たれたのも、1点を怖がって5点を失ったのも、もし初回の大島の当たりが抜けていたらとか、もし中井を歩かせてなかったらとか、そんなことを…

決め球を捨てた判断力

◯5-2(17勝20敗) 清水達也。高卒2年目のプロ初先発でいきなり大観衆の甲子園。しかも味方が2点を先制し、先発としてリードを守らなければいけない状況になった。緊張するなという方が無理だし、ある程度四球を出すことも想定内。しかし清水の決め球であるフ…

柳の19球目

◯5-1(16勝20敗) 野球というのは、つくづく投手の立ち上がりをいかに攻めるかが肝心なのだなと、あらためて感じた。結果的には8回無失点12奪三振という抜群の結果を残した柳だが、立ち上がりはむしろ苦労しているように思えた。 初回を振り返ろう。簡単に2…

笑顔に負ける

●3-7(15勝20敗) 笑顔で歌をうたう人が苦手だ。ミスチルの桜井和寿、ゆずの北川悠仁など。楽しい歌をうたう時に自然と笑顔が浮かぶのはとても素晴らしいことだとは思うのだが、ひねくれ者の私はそこに違和感というかむず痒さを覚えてしまう。もちろん彼らの…

ビシエドの疑惑

●2-3(15勝19敗) ビシエドがおかしい。察しのいい方ならこれだけでお分かりだろう。今年のビシエドは、牽制で誘い出した走者をとにかく殺せないのだ。殺せないだけならまだしも、悪送球を投げて三塁まで進めてしまうからタチが悪い。 詳細は手元にないが、…

上司変われば部下も変わる

◯6-0(15勝18敗) 空前の10連休も終わり、今日から世の中も通常モード。いつもの休日でさえ日曜日の夜は憂鬱だというのに、10日間も休んだ日には5月病どころでなく本気でヤバい状態になってもおかしくない。特に昨夜はただでさえブルーなところにきて心の支…

粘りなき戦い

●2-7(14勝18敗) ゴールデンウィーク最終日の締めは、翌日からの労働にも大きな影響を与えかねない悪夢のようなゲームになってしまった。 土壇場の二死から起死回生の同点打を打った広島と、その裏の二死満塁でサヨナラを決められなかった中日。そもそも高…

わからない勝利

◯6-5(14勝17敗) つくづく“勝ちに不思議な勝ちあり”だ。6回以降、4人のリリーフが出した四死球は合計10個を数えた。全てのイニングでピンチを迎え、谷元(2点)と鈴木博(1点)が3点を失ったものの、最後の一打をギリギリで防いで綱渡りのような勝利を収め…

逆境の加藤

●4-8(13勝17敗) 崩れ始めると止まらないドミノ倒しのように、連敗中のチームは何をやってもうまくいかないものだ。 先週、勝率が5割になった時点で近いうちに大型連勝か大型連敗のどちらかが来ることは予想できたが、残念ながら連敗の波に呑まれてしまった…

福田、お悩みモードに突入

●2-7(13勝16敗) まるで昨日の悪い流れをそのままナゴヤに持ち込んだかのような目も当てられない塩試合だった。このゴールデンウィークだけで3度目となる満員に埋まったスタンドも、盛り上がりどころのない展開に静まり返るばかり。これで借金は今季最多の3…

ロメロ、セルゲームで遊ぶ

●3-9(13勝15敗) 今日のロメロは間違いなく調子が良かった。5回6失点という結果だけ見れば到底信じてはもらえないだろうが、毎回のようにランナーを出しながら要所を締めて7回無失点に抑えた先週の広島戦と比べても、むしろ今日の方が乗っていたようにさえ…

記念試合クラッシャー

●1-5(13勝14敗) 山井がまたしてもメモリアルな試合をぶち壊した。初回、2本のヒットと死球で満塁とすると、合計71歳のベテランバッテリーはもう平静を保てない。亀井、陽に連続タイムリーを浴び、さらにミスも絡んであっという間に4失点。相手が菅野である…