ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

“平成最後”で盛り上げようとするG+実況を黙らせる

◯3-1(13勝13敗) 前々からこのカードを迎えるのが嫌だったのは、平成と令和を跨ぐ特別なタイミングにあたるからに他ならない。この歴史的な行事を巨人側が殊更に強調してくるのは容易に想像ができたし、案の定というべきか試合前には平成6年10月8日、いわゆ…

借金大王

●0-2(12勝13敗) 多くの人にとっては無縁の消費者金融がめちゃくちゃ儲かっているのは、それだけ世の中に借金をしてまでお金を必要としている人がいるということだ。もちろんやむにやまれぬ事情による場合もあるが、そうではない自業自得の利用も一定の割合…

野球偏差値Fランク

●2-4(12勝12敗) 元カープの新井貴浩氏は新人の頃、当時の大下剛史ヘッドコーチに“2軍の10打席より1軍の1打席の方が経験になる”と教えられたそうだ。確かにその通りだと思う。 今年からイレブンスポーツで2軍試合の大半が生配信されるようになったが、昼間…

絶望を越えてゆけ

◯5-4(12勝11敗) いよいよ始まる12連戦。その開始4時間ほど前に衝撃的なニュースが飛び込んできた。 “笠原祥太郎が体調不良で登板回避、代役は佐藤優” 当初は「体調不良」という言い回しから発熱かインフルエンザか、はたまた寝違えではないかと楽観的な予…

ドラゴンズ平成10大ニュース

平成も残すところラスト5日。各媒体で平成を振り返る系の企画が盛り上がりを見せる中、当ブログも平成という時代を切り口にしてドラゴンズ31年史をまとめてみた。 第1弾は独断と偏見で選ぶドラゴンズ平成10大ニュース。実に様々な出来事があった激動の31年間…

最低の仕事

●0-2(11勝11敗) 長いシーズンを見据えれば3連敗も3タテもさほど珍しい話ではない。たしかに貯金を3個作り、マツダでも今年のドラゴンズは違うんだというのを見せてやろうぜと意気揚々と臨んだだけに、見事に返り討ちに遭ったのはショックではある。 ただ、…

くじ引き山井

●0-5(11勝10敗) 山井大介が面白いようにポコポコ打たれるのは今に始まったことではなく、それこそ20代の頃から今日なんか比にならないほど序盤に炎上する姿を何度も見てきた。かと思ったら次の登板では平然と完封したりする。その浮き沈みの激しさ、不安定…

雨傘番組の思い出

●2-3×(11勝9敗) とんと雨傘番組を観なくなって久しい。そもそも若い世代だと雨傘番組という言葉自体をご存じない方がほとんどだと思うが、要は地上波のプロ野球が中止になった時、本来野球を放送するはずだった19時〜21時の枠を埋めるために放送する代替番…

つなげ、勝利のバトン

◯7-5(11勝8敗) 明らかに流れが変わったのは5回だった。 まず先に試合の主導権を握ったのはドラゴンズ。しかし吉見一起が粘り切れない。まるで先週のハイライトを見ているように集中打を浴びてあっという間に1点差。3回で降板し、残り6回を強打のヤクルト打…

2死満塁の明暗

●3-5(10勝8敗) 惜しくも競り負けたものの、ギリギリまで追い詰めた執念は大したものだ。何しろ淡々と負けるのではなく、相手の勝ちパターンを引きずり出したのだ。長丁場をトータルで見たときにはこういう地道な粘りが効いてくる。 “今年のドラゴンズはめ…

マスター調子いいじゃん

◯4-2(10勝7敗) どこの球団にもよく分からない謎の選手というのがいるものだ。一体何年目の選手で、そもそもどういうタイプなのか。よほどの野球通でなければ認知していない謎の選手は、時として意外性を発揮して貴重な一打を放ったりする。 打たれた側とし…

最強のふたり

◯3-1(9勝7敗) 貯金2の2位。まだシーズンの9分の1を消化したばかりとは言え、ここまでの善戦を予想できたのは私と彦野以外には誰もいないだろう。何しろ解説者100人中99人が5位か6位に予想したチームだ。昨年とほとんど選手の入れ替わりはなく、むしろチー…

意識高い系・平田

◯7-1(8勝7敗) 大野雄大が573日ぶりの勝利をあげた。本人もお立ち台で「内容的には格好いいピッチングではなかった」と反省するように、しばしば四球絡みの走者を背負いながらも要所を抑えての124球。課題の一発病も今日は発症せず、見事に復活を果たした。…

モヤ、遂に昇格か

●2-5(7勝7敗) 残念ながら貯金生活は1日限りの夢に散った。ベテランらしからぬ炎上をみせた吉見は今季チーム14試合目で先発投手としては最短の4回途中KO。前回登板から中10日を空けたにも関わらず、投手の西にもタイムリーを打たれるようでは擁護のしようも…

競争

◯10-2(7勝6敗) イビチャ・オシム監督がサッカー日本代表を率いていた当時、チーム内の雰囲気が非常に良い理由を問われ、このように答えている。 “矛盾するようだが、私はチーム内のフェアな競争が、その平和的な雰囲気をもたらしたのだと考えている” ひと…

情で裁く愚か者

◯9-4(6勝6敗) 2連勝で五割に戻し、4番ビシエドは2連発、開幕投手笠原が初勝利と良いことづくめの快勝だったはずなのに、谷元、ロドリゲスを使わざるを得ない展開になってしまったのは少々残念だった。 その原因を作ったのは佐藤優の単調な投球と、雰囲気に…

Mr.ストレート

◯3-2(5勝6敗) 先週のカープ戦に続いてロメロが見事な投球で強力巨人打線を2失点に封じた。初回、丸が三ツ俣の指を踏むなどトラブルも絡んで30球を要した時にはどうなる事かと思ったが、終わってみれば6回96球。課題だった走者を背負った場面の投球も卒なく…

オカルトを信じろ

●1-3(4勝6敗) 昔、Perfumeが日本のアイドルとしては珍しいテクノポップで売り出し始めたばかりの時、なかなか売り上げが伸びない中でその特異な音楽性に目をつけて熱心に応援していたRHYMESTERの宇多丸にこう勇気付けられたという。 “やってる事は間違って…

100点満点中の120点

◯3-1(4勝5敗) 一昨日、昨日と神宮球場ならではの泥試合に引きずり込まれ、登録しているリリーフ全員を消耗してしまったドラゴンズのブルペン。目下ナンバーワンの安定感を誇るロドリゲスは昨日で3連投となるため今日は事実上の休養日であり、谷元、田島も2…

井端氏の恐ろしき眼力

●3-4(3勝5敗) 昨日に続く壮絶な消耗戦は12回2死から青木にサヨナラ弾を食らうという無残な結末に終わった。やはり鬼門の神宮球場。勝てないだけならまだしも、引き分けすらも許してくれないのか。 これで開幕以来、黒白の交互で来ていた星取りに初めて黒が…

魔空空間で遊ぼう

●7-8(3勝4敗) 名作特撮「宇宙刑事ギャバン」に出てくる魔空(まくう)空間をご存知だろうか。 宇宙を股にかける犯罪組織・マクーが本拠地とする異次元に浮かぶ要塞で、怪物が地上でギャバンにやられそうになると、どこからともなく聞こえる「魔空空間にひ…

ロメロは洗濯洗剤の新商品である

◯3-2(3勝3敗) 世の中には不可思議な事象が無数に存在するが、その中でも私が思うぶっちぎりのナンバーワン不可思議は昔から決まってて、それは洗濯用洗剤のCMなのである。 洗剤は基本的に漂白力がアピールポイントであることが多いが、新商品の売り込みに…

亀澤、藤井二世襲名

●2-3(2勝3敗) 9回、突然やって来た最大のチャンスは文字通り一瞬にして幻に消えた。1死三塁で高橋周平。守備体系は内野前進。3月24日のオープン戦で起死回生の同点3ランを放った記憶も新しく、少なくとも犠飛で同点にはなるはずだと多くのファンが高を括っ…

それぞれの想いを持って

◯7-4(2勝2敗) 追いついても追い越され、また追いついて、追い越され、それでも追いつき、遂には追い抜いて掴んだ勝利。1勝2敗で名古屋に帰ってきた与田ドラゴンズはまさしく全員野球と呼ぶにふさわしい会心の勝利でホーム初陣を飾った。 昨年までなら長野…