ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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『中日ドラゴンズ共通テスト』を解いてみたら、絶妙な出題バランスで最高に楽しかった

 先日ネット上でおもしろいモノに遭遇した。『中日ドラゴンズ共通テスト』と銘打たれたそれは、いわゆる中日ファン向けの知識を問うカルトクイズなのだが、驚くべきはその内容である。大問6までの全33問、マークシート方式という構成は、現実の大学入学共通テストそのもの。

 それだけではなく、大問1に登場する読んでも読まなくても解答には差し障りのない男女の不自然な会話文など、細部に至るまで実際の試験かと見紛うほどの再現性で、作成者の旺盛なパロディ精神がうかがえる作りになっている。

 出題範囲は球団黎明期から現在に至るまで幅広く、記録や球団史に基づいた問題が中心になっている。各時代から満遍なく出題されており、ある程度球団史に精通していないと苦戦するだろう。ただ、いわゆる難問珍問は見当たらず、若いファンでも無理なく解けるバランスかと思われる(強いていえば総理大臣を問う問題はやや変化球か)。その辺りの難易度調整を含めて、実に完成度が高いのである。

 今回は作成者の承諾を得て、問題を転載させて頂ける事になった。「いろいろな方に解いて頂くためにこのテストを作成したので、1人でも多くの野球ファン(特に中日ファン)にこのテストを知ってもらうこと以上に嬉しいことはありません」とのこと。腕に覚えありのドラ吉、最近ファンになったライトファンの方も、ぜひ挑戦してみて欲しい。 

木俣はようやっとる、無念の95点

 社会人になるとマークシートを解く機会もめっきり減るので、懐かしく感じた諸君もおられるのではないだろうか。ちなみに私は2問間違えの95点で、無念にも満点獲得はならなかった。自虐風自慢でも何でもなく「歴史研究家」を名乗る以上は、満点でなければ恥ずかしい立場。それも「燃えドラ」の山本昌にまつわる問題はヤマカンが当たったに過ぎず、まだまだ勉強の必要性を痛感した次第である。

 今回は熱心なファンが自作した非公式のテストだったが、これを機に以前球団公式でおこなっていた『ドラゴンズ検定』の復活を強く希望したい。開催が実現した暁には、全身全霊をかけて1級満点合格を狙いに行きますので。おねしゃす!

【回答】

木俣はようやっとる (@kimata23) | Twitter