ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

MENU

先週のナイスプレー!(7/6~7/10)

 基本的に月曜日はゲームがない移動日ということで「先週のナイスプレー!」という企画を行っている。今回は7/6~7のDeNA戦、7/8~10の広島戦の中からピックアップした。

 

投手部門:ついに戦力としての登板、根尾昂が見せる切れ味鋭いスライダー(7/8 広島戦)

 大量リードの展開となったこの日の試合、中5日で登板した松葉貴大が6回2失点とナイスピッチングを見せた。簡単に四死球を出さないピッチングスタイルは確実にチームに良い影響を与えている。その松葉からのバトンを森博人が受け継ぎ、8回のマウンドに上ったのが根尾昂だった。

 

 7/1に絶体絶命の場面で登板し近本光司を打ち取りプロ初ホールドを記録した。この登板は緊急事態で巡ってきたようなものに近いが、今回ははっきりと「チームのリードを維持してイニングを投げ抜く」というミッションを課せられたものだった。

 これまでと違い、結果だけでなく内容も試合を左右しかねない場面。先頭打者の菊池涼介を追い込むと切れ味鋭いスライダーで空振り三振を奪った。ワンバウンドするボールであったが菊池の打ち気を誘う変化球は、最速152キロのストレートを一層活かすための大きな武器になる。いつでも投げられる球種としてさらに磨きをかけていけばピッチングの幅がどんどん広がっていく。

 

 彼のピッチングが楽しみで仕方がない。

 

打者部門:何度も「上手い」と唸ったビシエドの守備(7/7 DeNA戦他)

 戦線に復帰したビシエドがさっそく存在感をアピールした。ホームランこそ出なかったものの週間打率は.364、金曜日の試合では4安打の固め打ちでお立ち台にも上がった。

 それ以上に私がナイスプレーに推したのは、ビシエドの守備にほかならない。セカンドの阿部寿樹が1、2塁間で捕球してから受ける立ち位置は決して打者走者と交錯することがない。ビシエド自身、故障で離脱することが間々ある選手であるが故に、いかに故障のリスクを減らせるかを実践しているようにも感じる。

 高橋周平や京田陽太の送球を確実に受けるところや、ゴロ処理から投手へのトスなど、細かいところもチームの一塁手の中ではビシエドが頭抜けて上手いと思う。ぜひともビシエドの守備にも注目して見てもらえたら嬉しい。

 

番外編:移籍初スタメンでお立ち台となった石岡諒太(7/10 ロッテ戦)

 驚きのトレードだった。後藤駿太とトレードとなった石岡諒太。つい先日まで1軍の試合に出場していた石岡。2週間前の「ナイスプレー!」にも選出していた。

 入団会見を済ませると早速1軍登録され、翌日にはスタメン出場。ブルペン捕手のユニフォームを着用して走攻守に活躍し、地元神戸で大喝采を浴びた。

 そして選ばれたお立ち台でファンの前に立つと、充実した表情でインタビューに答えていた。その姿は多くのファンに受け入れられたことだろう。とても嬉しく思う。

 

 次回は9連戦明け、7/21の更新となります。7/12~14のヤクルト戦、15~17の阪神戦、そして18~20のDeNA戦の9試合からピックアップ予定。コロナの陽性反応で大量離脱をしているヤクルト各選手の早期復帰と、これ以上の拡大感染防止を願ってやまない。

 

yuya (@yuya51) | Twitter

 

参考:先週のナイスプレー!(6/17~6/26) - ちうにちを考える