ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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k-yad

天の声

●4-9DeNA(12回戦) かつてプロ野球のトレードの締切日は6月30日だった。毎年この日が来ると、駆け込みの大型トレードが成立しないかワクワクしたのを思い出す。シーズン途中のトレードで加入した選手にはつい肩入れしたくなってしまうのは今も同じだ。この…

赤備え

●5-11広島(10回戦) 空模様と同様の試合展開になってしまった。堂上直倫のタイムリーで幸先よく先制したものの、先発・小笠原慎之介が大誤算。2回裏に投手の大道温貴の勝ち越しの二塁打などで3点を失ってしまう。次の回も赤ヘル打線の勢いを止めることがで…

オペレッタ

朝目覚めたら、毎週楽しみで仕方がなかった火曜日は既になかった。変わったのは新聞のテレビ欄。今週から「大豆田とわ子と三人の元夫」がひっそりと姿を消していた。脚本やキャストだけではなく、音楽、世界観と全てが秀逸だった傑作との別れは当分引きずる…

脱皮の瞬間

●1-2ヤクルト(11回戦) 野球ゲームには実にありがたい設定が施されている。監督経験がなくても、調子や疲労を見極めた上での選手起用ができるようになっているのだ。スタメンを選ぶ際は、選手の調子の良し悪しが一目瞭然。「パワプロ」では、投手の疲労が溜…

意図

○7-3楽天(2回戦) 今日もこのまま負けるのか……。高橋周平の2ランで先制した直後の3回裏に追いつかれた時は、ここ数試合の悪い流れが頭をよぎった。 だが、ここでズルズル行かないのが今年の交流戦でのドラゴンズ。大味になりかけた試合展開であっても、頼り…

好感度ポイントは貯めてください

●0-4オリックス (3回戦) 対オリックスではなく、対福田周平。とにかく彼にしてやられた試合だった。2回表、先発の福谷浩司がT-岡田と伏見寅威のタイムリーで2点を先制されてしまう。2死を取ったところで迎えたのが1番・福田だった。16球の死闘の結末は、…

神様、もう少しだけ

○4-3ロッテ(3回戦) 1試合3本塁打。しかも、「2年ぶり」と「5年ぶり」※と「今季第1号」。実にドラゴンズらしくない勝ち方だった。ロッテとの3連戦を2勝1分けで終え、交流戦は3カード連続の勝ち越し。バンテリンドームを訪れたファンの方々にとっては、超ド…

ダイスのように

○4-1日ハム(3回戦) 先制、中押し、ダメ押しと効率よく得点を重ねた一戦は、ドラゴンズに軍配が上がった。交流戦の序盤2カードを終えて、4勝1敗1分け。何と交流戦の首位に躍り出た。ライデル・マルティネス不在で不安視された救援陣も、又吉克樹がクローザ…

ここぞのバイプレイヤー

○4-1巨人(11回戦) 交流戦前の最終試合。パ・リーグの猛者たちとの対戦を前に景気づけがしたいところだが、交流戦直前の試合にトラウマを抱えるドラゴンズファンは今でも多いはずだ。 話は交流戦がスタートした2005年に遡る。セ・リーグの首位を走っていた…

1クールor1シーン

△2-2ヤクルト(8回戦) 名将・野村克也は、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という名言を遺した。もしバンテリンドームの試合を解説していたら、ボヤきにボヤいて視聴者を楽しませていたに違いない。 1点をリードされた9回裏に何とか追い…

○8-4DeNA(8回戦) まさに「千両役者」。根尾昂の一振りが、球団史に残る一勝をもたらした。試合内容は決して褒められるものではなかったが、スーパースターの一発だけでも計り知れない価値がある。明日のプレイボールを迎えるまではこの余韻に浸っていたい…

なるか、大名跡の襲名

◯9-6巨人(8回戦) 「令和」になったのは丁度2年前。その頃は、常に「平成最後の〇〇」や「令和初の〇〇」を耳にする度にうんざりしていたのを思い出す。たった2年なのか、されど2年なのかは分からないが、周りの景色や生活は一変した。 人々の暮らしが劇的…

手放すな、ゼッタイ

◯6-1阪神(5回戦) 「ラストピース」が遂に出場選手登録された。その名はマイク・ガーバー。貧打にあえぐチームにとっては待ちに待った新戦力だ。 デビュー戦となったこの日は、「3番・ライト」で先発出場。第3打席で痛烈なセンター前ヒットを放ち、アロンゾ…

令和版IQサプリ

○1-0DeNA(6回戦) 肌寒さの残る中で開幕したプロ野球も、あっと言う間に1か月が経とうとしている。今日は日本各地で夏日となり、初夏の気配が漂い始めた。 横浜スタジアムは日没を迎えながらのプレイボールに加え、試合途中には汽笛が鳴り響く情緒的な演出…

日出処

●1-5巨人(5回戦) 「2番・ライト・福留孝介」 五輪開幕100日前のムードも吹っ飛ぶ大サプライズ。前日の1安打完封負けを受け、与田監督は大きくスタメンを動かしてきた。ドラゴンズにおける福留の2番起用は、2000年9月21日以来とのこと。得点力不足に対する…

賽は投げられた

○2-1ヤクルト(2回戦) 待望の勝利だった。木下拓哉がチームとして実に13試合ぶりの本塁打を放ち、先発投手の小笠原慎之介に勝ち星が付く。試合の主導権を握り、リリーフ陣が試合を締める。目指す勝ち方を体現できた試合だった。 畏敬 勝ち投手となった小笠…

剣が峰

●0-1×阪神(2回戦) ただただ勿体なかった。福敬登が投じたインコースへのスライダーが若干甘くなったところを、阪神の伏兵・山本泰寛のバットが一閃。打球は前寄りに守っていたセンターの頭上を超え、17個のたこ焼きに爪楊枝が付いた。 プロ野球は勝ち数で…

リスタート

●1-4広島(2回戦) 春のセンバツで中京大中京(愛知)が常総学院(茨城)を下し、8強入りを決めた。エース・畔柳亨丞(くろやなぎ・きょうすけ)の好投と集中打で関東の強豪を一蹴した戦いぶりには、ドラゴンズからドラフト1位指名された高橋宏斗らを擁しな…