ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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スーパースターになるために

 ここ数週間は出張準備、出張、そして出張後対応と多忙でなかなか野球観戦に時間を割けずにいます。開幕から続けていた「先週のナイスプレー!」も盆休みの帰省のため一旦中断とさせていただきたいと思います。

 先週は守備の乱れが多く発生しました。特に8/3(水)のヤクルト戦では、大島洋平が6打数6安打という結果を残しながらも試合に敗れ、かつ試合後の監督談話では大島の守備のまずさを指摘されるというフラストレーションの溜まる試合になりました。

 私はこの日の帰宅が23時過ぎと全く試合を追えなかったのですが、帰りの電車で見たハイライトや動画でいくつかのシーンを確認しました。その中の一つに、サンタナが打ち上げた飛球を土田龍空、岡林勇希、大島がお見合いするシーンがありました。

 動画にはなぜセカンドの溝脇隼人がいないのかというコメントが多くつけられていました。確かに落下地点としては前に向かう打球としてセンター優先の大島が、もしくは距離的にも溝脇が捕るべき場所だったと思います。

 

 なぜ溝脇がいなかったのか、後日アップされていたYoutube動画で確認することができました。

 

youtu.be

 

 こちらの動画の1:20~を見てみると、溝脇よりも先に土田が落下地点に入ったような仕草を見せ、それを見た溝脇はがら空きとなる2塁に入ります。このまま捕球していれば何てことないショートフライでした。

 もしくは土田が正しい動きをしていれば(追うのを溝脇に任せ、2塁ベースについていれば)、何てことないセカンドフライ(もしくはセンターフライ)でした。ところが落ちた場所は土田の後方、大島と岡林の間でした。

 土田がすべて悪いという訳ではありません。4人で声を掛け合い誰が打球を捕りに行くかを明白にしなければなりません。そういう意味では年上の溝脇が土田を制するくらいの声をかけるべきだったともいえます。

 

リューク、セカンドを守る

 神宮遠征を終えると、土田は8/5(金)、8/6(土)のDeNA戦の2試合はセカンドでスタメン出場しました。5日の試合後インタビューで「2つのポジションをできた方が彼のためになる」と説明しましたが、背景には先述のことがあったからだと思います。

 二遊間の2人は打者単位、場合によってはカウント単位で動きが入れ替わることもあります。これからの中日のショートを担っていくであろう土田が様々なポジションの目線でショートを眺め、その役割を理解したとき、彼のポテンシャルは大きく跳ね上がり、スーパースターの仲間入りをすることでしょう。私はその日が来るのを期待してやみません。

 

 ショートのスタメンに戻った8/7(日)では、しっかりと自分の役割をこなし、打席でも貴重な追加点のきっかけとなるセンター前ヒットを放った土田に、先週の「ナイスプレー!」を捧げたいと思います。

 

ちなみに

 私も数年前まで草野球をやっていたときは主にセカンドとして出場していましたが、上手いショートの人に「俺が全部やるから下手なことしなくて良い」とよく言われてました。とほほ。

 

yuya (@yuya51) / Twitter