ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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先週のナイスプレー!(4/26~5/1)

 基本的に月曜日はゲームがない移動日ということで「先週のナイスプレー!」という企画を行っている。今回は4/26~5/1に行われた5試合を対象に、目立ったプレーには漏れてしまっているが個人的にナイス!と思われたワンプレーを投手部門、野手部門に分けて紹介したい。

 

投手部門:ブルペン陣を休ませた、大野の完投(4/28 阪神戦)

 2点先制もあれよあれよの間に3点を失い逆転を許し、その後の得点が生まれず敗北を喫した試合ではあったが、大野雄大が完投したことで先週のブルペン運用が大きく楽になったことが大きく作用した。

 前日27日は勝野昌慶が故障で途中降板、翌29日は高橋宏斗が、30日は松葉貴大が先発し、各試合で4投手ずつをつぎ込んだ。この運用を可能にしたのも、28日に大野が一人で投げきったことに他ならない。

 田島慎二、山本拓実、藤嶋健人、清水達也、ロドリゲス、R.マルティネスがそれぞれ2試合、福敬登、祖父江大輔が1試合に登板した5試合、万が一大野が他の投手と同じように5回早期降板となれば4/29のブルペン運用が非常に難しくなるところだった。

 5/1、柳裕也の131球がファンの間で取り沙汰され本ブログでも書かれているが、現状5回、6回を投げるだけで精一杯の投手が多い先発陣において、大野と柳はイニングを消化することが重要な役割なのかもしれない。

野手部門:レフトでも大丈夫!決勝点を生み出したマスターの一打(4/30 広島戦)

 大島洋平の離脱、高橋周平の1軍合流、好調の阿部寿樹がレフトへ回った目まぐるしい1周間。週の始まりと終わりでがらっと見栄えが変わった。

 シーズン開幕から好調をキープしている阿部は安定したグラブ捌きで「やっぱりマスターがセカンドにいると安心する」ということが分かった。
 果たしてその阿部を動かしてでも周平に執着する理由はあるのか?というのがファンのおおよその見方だろう。今年の阿部のUZRはまだイニングが少ないが-1.3という数字になっているが、打撃では十分な貢献度。レフトに回したところで打撃の状態が崩れたら……などと心配をしていたが全く御無用だった。

 バットを折りながらもしぶとく打点を挙げた一打もそうだが、同点に追いつかれた8回裏の痛烈なライトへのヒットが印象的だ。阿部はライト方向に高弾道で伸びる打球が多く、プロ初ホームランはマシソンからナゴヤドームのライトスタンドにぶち込んでいる。

 今回の当たりは低く、早いライナー性の当たり。大きな当たりもあるがこのようにシュアに出塁を意識したケースバッティングができることこそが、昨年の不振で失った信頼感を取り戻していることに直結しているようにも感じる。

 同じレフトにはA.マルティネス、鵜飼航丞といった打撃優先の選手が多いだけに、セカンドにいる時以上の打撃での貢献が求められる。レフト守備も見る限り不安はなさそうなので、これからの熾烈な外野手争いにも注目していきたい。

 

 次回は横浜でのDeNA3連戦、そしてバンテリンでの阪神3連戦の6試合の中からピックアップ予定。どのようなナイスプレーが見られるか楽しみだ。

yuya (@yuya51) | Twitter