ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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輝く!2021中日スポーツ大賞

2021中日スポーツ大賞

 昨年に続いてコロナ禍での開催となった今年のペナントレース。半分程度しか埋まらないスタンドは寂しいものだが、ドラゴンズの戦いぶりはもっと寂しかった。開幕前から不安視されていた貧打は最後まで解消されることなく、ついに与田監督の解任という結果に繋がってしまった。

 夏には物議を醸しながら開催された東京五輪が賑わいを見せ、オフには待望の立浪監督が就任。終わってみれば激動の一年となった2021年だが、今年もオレたちのそばにはいつも中日スポーツがあった

 というわけで、今年も大晦日の恒例行事。この一年間で中日スポーツ1面を飾った人物、事柄を集計。そのベスト5をここに大発表してみせよう。

 

昨年の中日スポーツ大賞は↓から

www.chunichi-wo-kangaeru.com

今年は予想が難しいかも⁉︎

栄えある1面キングに輝くのは、果たして‼︎

 

5位 高橋周平  25回

悩める主将が3年連続でTOP5入り‼︎

悪い意味で試合の流れを決定付ける一打が多かったよね。でも、まだ来年28歳。老け込むには早すぎるぞ‼︎

 

4位 柳裕也 27回

今年一番活躍した柳がこの順位とは意外だ‼︎

キャンプやオープン戦で目立たなかったからね。来年は最初から注目度も高いし、初のTOP3入りも夢じゃないぞ

 

同率2位 与田剛 30回

与田監督は貫禄の4年連続TOP3入り‼︎

現役時代からの通算は200回を突破‼︎ でもこれで打ち止めになりそうなのが寂しい限りだ

 

同率2位 根尾昂 30回

なんと4年連続のTOP5入り‼︎ 出場機会が多かった分、去年(29回)より少し多く1面を飾ったよ

通算回数も140回に到達。150台の大豊、吉見、今中を抜くのも時間の問題だ

 

大賞 大野雄大 36回

という事でエース大野が2連覇達成だ!

少し意外な結果だけどチーム唯一の五輪参戦が効いた形だね

今年の大野はいい時と悪い時の差が激しかった分、紙面も作りやすかったんじゃないかな

勝っても負けても絵になるのはスターの証だ!

 

総評

 中日スポーツ1面を飾った人物をランキングにして大晦日に発表する、この「中日スポーツ大賞」も4年目を迎えた。例年であれば集計する前から上位3人程度の顔ぶれはおおよその見当が付くものだが、今年は活躍したと言える選手があまりにも少なく、予想は困難を極めた。

 そんな中でキャリアハイの成績を残したが4位に登場。上位5傑に入るのはこれが初めてで、年俸も1億円の大台に到達して名実ともにスターの仲間入り。今後、本企画の “常連” になるような活躍が期待される。

 

 意外だったのが高橋周平のランクインだ。選手名鑑の記載よりも13キロ体重を増やしてシーズンに臨んだ今シーズン。長打力アップが期待されたが、蓋を開けてみればかつてないほどのスランプに陥り、浮上のきっかけが掴めないまま一年を終えてしまった。1面を3度も飾った「凡退して天を仰ぐ姿」が今年の苦境を物語る。

 特に8月25日のヤクルト戦、終盤の絶好機に代打で登場するも、ものの見事に併殺打に倒れたシーンは頭を抱えたファンも多かったはずだ。翌日の1面は「なぜ代打周平」。高橋より渡辺勝に打たせておけば…なんてシチュエーションが訪れるなんて、開幕前には誰も想像できなかっただろう。3月13日の1面「周平弾 量産予感」の見出しが、今となっては虚しいばかりだ。

 

 もう一つ意外なのは、オフの話題を掻っ攫った立浪監督のランク漏れ。就任時にはこれから連日1面を飾るかと思われただけに、17回というのはいささか少なすぎる印象だ。

 それでも平成だけで250回以上も1面に登場した立浪は、長期政権になれば通算で350回超を誇る星野仙一を射程圏内に捉えてもおかしくない(500回超の落合博満はちょっと厳しいか…)。ぜひ “師匠超え” を果たして欲しいところだ。

 

 最後に。今年は3人の仲間と共に143試合の試合後レポートを完走。与田政権の3年間、通算406試合を全試合余す所なく書き切れたのは、ひとえに熱心な読者(全国に5人ほどいると思われる)の支えによるものであり、心より感謝を申し上げたい。本当は与田監督の退任を機に閉鎖する考えもあったが、立浪監督となればそうも言っていられない。

 来年は私、木俣はようやっとるが立浪監督と心中する覚悟で全試合を担当する予定なので、引き続きお付き合い頂きたい。それではよいお年を。