兼ねてから話題になっている中日の新監督人事に関して、今朝大きな動きがあった。
報じたのは日刊スポーツ。いわく「中日新監督に立浪和義氏が急浮上」とのことで、「近日中には球団が立浪氏を最有力に来季の組閣案をまとめ、中日新聞社社長の大島宇一郎オーナー(57)らを交え、V奪回内閣が正式決定される方向」なのだという。
立浪氏は言うまでもなくドラゴンズを代表するスターOBであり、それこそ10年以上前から事あるごとに次期監督として名前のあがってきた本命中の本命だ。古くは2003年オフ、山田久志監督の後継人事が取り沙汰された際には、現役選手でありながら某メディアが作成した「候補」に名を連ねていたのが確認できる。
もし実現となれば、“待望の” というフレーズが紙面に躍ることになるだろう。
就任会見の一言目は「お待たせしました、お待たせし過ぎたかもしれません」で決まりか
監督だけにパンツ一丁でか。冗談はさておき、タツさんが急浮上するのは毎度の事な気もするけど…
監督人事は不定期で楽しむ祭り
ただし、まだ決めつけるのは尚早だ。ドラゴンズの監督人事は国家機密級のトップシークレットであり、そう簡単に他紙がすっぱ抜けるほどガードは甘くないはずだ。
直近10年で見ても他紙による第一報が的中した例は皆無に等しく、中日スポーツの大本営発表があるまでは憶測程度の信憑性と考えておくのが妥当だろう。
日刊スポーツの記事をよく読むと、「打撃コーチ部門の強化とともに与田監督の続投案も検討されている」とあり、まだ前提となる与田監督の去就そのものが不透明であることがうかがえる。
とはいえ10年ぶりのリーグ優勝の可能性が消滅し、またドラフト会議まで約一週間というタイミング的にも、そろそろ何かしらの表立った動きがあってもおかしくはない。
続投か、交代か、そして立浪監督誕生のゆくえはいかに? いずれにせよ監督人事は何年かに一度、不定期でやってくる祭りのようなものだ。
どのみちいずれは判明するのだから、色々な憶測に泳がされ、あれやこれやと予測を立てながら、祭りを思う存分楽しむのもまた一興だろう。