ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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プロ野球ニュース順位予想2020

 明日3月20日はプロ野球の開幕日。前夜の今ごろは楽しみと不安が同居する言い知れぬ緊張感を身にまとい、来るべくプレイボールを今か、今かと待ちわびている……はずだったのだが、ご存知のとおり新型コロナとかいうファッキンウイルスの流行により世界中が自粛の嵐。

 どういうわけだか「不要不急」に含まれなかったプロ野球(どう考えても「不要不急」だと思うが)も残念ながら延期が決まり、現時点においてなんと開幕日は“未定”となっている。

 日本のみならず世界中が未曾有の事態に陥るなか、4月10日とも4月24日とも言われているプロ野球開幕。ファンの虚無感を穴埋めするかのように、あの番組が今年も帰ってきた。CSフジテレビoneが誇る看板番組の拡大版「プロ野球ニュース2020 シーズン大展望SP」である。

 このSP版の目玉企画といえば20人以上の錚々たる解説者による順位予想。これだけの人数を揃えているのは各メディアを見渡してもこの番組くらい。年代、所属チーム問わぬ幅広い人選は、地上波時代から数えて放送59年を誇る老舗番組ならではといえよう。

 

 

中日、優勝予想!

 

 さっそく今年の順位予想を転載させて頂こう。

 

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 まずパッと見、目を引くのが最下段。里崎智也氏の1位予想はなんと「中日」、「中日」である!

 里崎氏といえば2005,2010年の2度のロッテ日本一に貢献した不動の正捕手にして、引退した現在は解説者、ユーチューバーとしてマルチに活躍する球界きってのクレバーな人物だ。兼ねてから自身のYouTube動画でもドラゴンズを高評価して下さっているのは拝見していたが、まさかここでも1位に予想して頂けるとは。

 単なる天邪鬼で周りと違うことを言って目立ちたいだけでは? なんて声も聞こえてきそうだが、実は里崎氏は昨年まで3年連続で中日を最下位に予想しており、それといった利害関係も無いことからガチで優勝と予想しておられることが分かる。

 ちなみに同番組の順位予想で中日が1位に名を連ねるのは谷沢健一氏、江本孟紀が予想した2016年以来。どうしても無難な予想をしてしまいがちな中で縁もゆかりもない7年連続Bクラスのチームを1位に据える勇気に心から敬意を表したい。

 

 また注目すべきは中日をAクラスに据えた解説者が里崎氏を含めて5人もいることだ。谷繁元信氏、井端弘和氏は古巣への忖度も若干あるにせよ、高木豊氏、大久保博元氏は全くの部外者だ。何しろここ2年間はAクラス予想がただ1人すらいなかった(2017年は岩本勉氏がかろうじて3位に予想)のだから、今年いきなり5人に増えたのはファンとしては期待を持たずにはいられない。

 一方、昨年は22人中15人が中日と予想した最下位が今年は6人と激減。江本は4年連続での最下位予想となった。

 

2016年に奇をてらって1位予想したら恥かいたもんだから意地になってるんだろ

江本ってノムさんのバーターだろ。40年近く前のベストセラーに胡座をかいて未だに自分が大物評論家だと思い込んでる哀れな老人さ

 

 確かに例年に比べれば高評価を得られたものの、シビアな見方をすれば22人中17人がBクラスと予想しているのも事実だ。せめて立浪和義氏、田尾安志氏にはAクラスに据えて欲しかった。

 ただ、ようやく「最初からBクラス確定」といった絶望的なフェーズは抜け出した感がある。あとは実際に結果を残すのみ。秋(冬?)には里崎氏が超有能解説者として持てはやされるのを楽しみに待とうではないか。

 

岩瀬さんも中日優勝予想だでよ