ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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巨星、堕つ

 キャンプも気付けば第3クール。明日からは26日の打ち上げまで、毎日一軍か二軍のどちらかが試合をおこなう実戦モードに突入する。

 その初っ端、読谷球場で明日おこなわれる練習試合のDeNA戦のスタメンが発表された。

 

 

 先日の阪神戦に続いて根尾昂が1番ショートで出場。沖縄電力戦で3番を打った石川昂弥は6番サードになった。注目すべきは平田良介大島洋平の両ベテランの並び。そろそろ北谷合流に向けて試運転といったところだろうが、根尾や石川といった若手にとってはこれ以上ない生きた教材になりそうだ。

 

特に根尾は現実的に超えなければならない壁として、大島のプレーを間近で見られるのは刺激になるだろうな

あと、こないだから遠藤の4番は何の意味があるんだ。“お前は長距離打者だ”なんて暗示でもかけようとしてるのか

石垣も楽しみだ。秋の怪我もあってか今回のキャンプでは読谷組に振り分けされたが、沖縄電力戦のバッティングを見る限り、やっぱり振りの強さは段違いに魅力的だ

ヤマサキも石垣のバッティングは買ってるようで、北谷で見たかったとボヤいてたな

ヤマサキは長距離砲の素質さえありゃなんでもいいんだよ

胸がデカけりゃなんでもいい中学生男子みたいなヤツだな

 

 

石川昂弥、本格実戦デビューへ

 

www.chunichi.co.jp

 今朝の中スポ一面は石川の独占インタビュー。与田剛監督と仁村徹二軍監督はあくまで二軍で体力づくりと基礎を叩き込む方針を示しているが、当の石川はそんな回り道をする気はさらさら無さそうだ。このインタビューでも「開幕一軍」と「新人王」をあらためて宣言。そのためにも明日からの実戦で結果を残すことが目標実現への近道になる。

 先日の沖縄電力戦はあいにくの雨模様で、2打席しか立てなかった。明日の予報は曇り。どうやら試合終了まで石川の一挙手一投足を堪能できそうだ。

 

巨星、堕つ

 
 野村克也が亡くなった。66年前の南海入団から今日に至るまで、ノムさんがプロ野球にもたらした功績はあまりにも多大で、重い。

 そういえば2003年の秋、山田久志監督の後任レースが盛り上がっていた頃、ノムさんの名前も候補にあがっていたのを思い出した。沙知代夫人の脱税事件が新聞社コンプライアンス的にまずいとのことで立ち消えになったようだが、あとから聞くところによれば当初11人*1いた候補者は、最終的に落合、野村の2択に絞られたそうだ*2。つまり「中日・野村」の可能性も十分あり得たわけで、そうなっていた場合のことに思いを巡らせてみると、なかなか面白い。

 もうあのボヤきも、ボヤきの裏に隠された深い洞察も2度と聞けないのかと思うと寂しいが、プロ野球が続く限り、ノムさん死せどもその教えは生き続けるだろう。

 

 

*1:9月16日の役員会で幹部が作成し、白井オーナーに手渡したリストの候補者が11人だと報じられた。高木守道、権藤博、谷沢健一、大島康徳、鈴木孝政、小松辰雄、落合博満、牛島和彦、仁村徹、佐々木恭介、野村克也の11人かと推測される

*2:出典不明。確かにどこかで見聞きしたのだが、残念ながら思い出せない