ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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シエラ「ランボーと呼んでくれ」

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 母国での愛称は「エル レンボー」。「映画の『ランボー』の意味だ。ドミニカでは大きくて力強い人をそう呼んでいるんだ」。185センチ、105キロの恵まれた体格に分厚い胸板。見るからにパワーにあふれ、力強そうだ。
 「ランボーのシリーズは全部見た。強くて大きくて、一人で相手をたたきのめす。攻撃的で、怖がらなく、けんかしても負けないよね」。自身も映画の主人公のように、いや「竜のランボー」となって敵に立ち向かい、暴れまくり、倒しまくるつもりでいる。

 

 「ランボーと呼んでくれ! 」

 期待の新外国人シエラが自身の愛称に「ランボー」を希望していると語った。「ランボー」は中日が3回目の優勝を果たした1982年に第1作が公開された大ヒット映画シリーズで、「ロッキー」シリーズと並んで主演のシルヴェスター・スタローンの代表作のひとつだ。現在までにシリーズ「5」(5は6月日本公開)まで公開されており、シリーズを重ねるごとに一部マニア向けのジャンル映画の道を突き進んでいることでも知られる。

 

もはや一部の変態がキャッキャするためのシリーズだよね

そもそも「4」が“最後の戦場”じゃなかったのか。なんだ「5」って

 

 記事によればシエラは「全部見た」そうだが、「強くて大きくて、一人で相手をたたきのめす。攻撃的で、怖がらなく、けんかしても負けないよね」という寸評はまさにその通り。ランボーは群れず、つるまず、たった独りで無理解な政府や血も涙もない軍事政権と戦い続ける、孤独のウォリアーなのだ。ただ、「けんか」というのは少々語弊がある。ランボーの戦闘は文字どおり”殺戮“そのもの。殺害数もシリーズを追うごとに増加の一途を辿り、「4」では83人もの悪人をまったくの無傷で全滅した。まさに最強の人間兵器である。

 

パワーヒッターならむしろ幸い

 

 それにしても、当初「シエラ」という名前を聞いたときの印象とはずいぶん異なるタイプの選手のようだ。それこそ元阪神のシーツやマートンのようなクレバーな中距離打者を想像していたのだが、ランボーに憧れるパワーヒッターとなると、むしろアルモンテの代役としては渡りに船ではないか。

 先日の記事にも書いたが、シエラが今季のキーマンになるとの見立てはあながち間違いではないかもしれない。そんな期待感を抱かせてくれる「ランボー宣言」である。

 

その昔、ディスティファーノっていうリアル・ランボーが中日にいてだな

どっちかってと悪人側だろ、あれは