今年もこの日がやってきた‼︎
スポーツ新聞の一面は、その日を飾る“顔”。したがって一面登場回数の多さはスターの証ともいえよう。当ブログでは今年5月に平成31年間トータルの一面登場数ランキングを発表。お陰様で大きな反響をいただいた。
今回発表するのは2019年版。今年1月1日から12月31日までの中日スポーツで、一面を飾った選手を回数順にランク付けしてみた。前年度ぶっちぎり1位の松坂大輔はランクインしたのか? 根尾昂の順位は? 令和初の中スポ一面をレースを制するのは果たして⁉︎ 全ての答えはこの2019年大晦日に明らかになる!
昨年の中日スポーツ大賞はこちらから。
今年は快挙が生まれたよ‼︎
じゃあさっそく5位からカウントダウーン‼︎
5位 石川昂弥 16回
期待のドラ1が5傑に登場だ!
初登場はセンバツVの4月4日。さらに9月3日にもU-18W杯での活躍で登場。僅差で京田陽太をかわしてこの順位につけた
4位 大野雄大 19回
復活のサウスポーが投手最多の19回登場でここにランクイン!
投手では柳裕也、松坂大輔の13回を凌いで最多。名実共にエース復権を印象付ける1年だった
3位 高橋周平 26回
去年の10回から爆上げで三傑に初登場‼︎
それだけ“高橋で勝った”試合が多かったんだろう。来季はスターの証である年間30回登場を目指して欲しいね
2位 根尾昂 53回
きた‼︎ 快挙だよ‼︎ この53回は歴史的にもあり得ない数字なんだ
平成以降、年間50回以上を記録したのは落合博満(1991,2004年)、星野仙一(1996年)の2人だけ。言わずもがな、いずれも超がつくほどの大物だ
その頂(いただき)に一軍出場2打席の選手が到達するなんて快挙と言わずして何と言おうか
シーズン中に根尾が一面に登場したのは6回だけ。うち4回は一軍昇格した9月26日〜30日の5日間に集中してる
つまり残り47回は1〜3月、10〜12月に記録。まさにオフの主役だ
1位 与田剛 57回
これまた快挙の誕生だ‼︎
年間50回以上を同時に2人が記録するのはもちろん初! 与田は就任初年度にして星野、落合に並ぶカリスマ監督の座に登りつめたことになる
さらに上位2人で合計100回を超えるのは2004年の落合(66回)、福留孝介(34回=同数で川上憲伸)以来15年ぶり2度目。これも快挙といえるだろう
2019年は中スポの歴史に残る記録づくしの1年だったね
総評
今年ドラゴンズ関連の話題が一面を飾ったのは329回。前年から30回増え、意外にも平成以降では最多を記録した。そのうち110回を与田か根尾のいずれかで占めたのだから、今年のドラゴンズの“顔”はこの2人と言いきって間違いない。
もし根尾が立浪のように初年度から一軍でバリバリ活躍していたら、空前絶後の大記録が生まれていたかもしれない。ちなみに根尾は昨年から一面にトータル78回登場し、早くも井上一樹(60回)、山井大介(73回)の生涯成績を超えてしまった。
圏外ではシーズン通して4番に座ったビシエド(5回)の少なさが意外。いわゆる勝利打点の数は高橋周平とほぼ同数も、外国人に期待される一発のインパクト不足が響いたものと推測できる。
兼ねてからのスター不在も深刻だ。与田監督の名前が年間50回以上も一面を飾るのは、いわば“新聞を売れる選手”が他にいないことの裏返しでもある。かつては福留孝介と川上憲伸が毎年のように20〜30回一面に登場していたが、近年は根尾を除けば安定して年間20回以上を記録するような選手が残念ながら出てきていない。他球団でいえば坂本勇人や鈴木誠也、山田哲人のような圧倒的な打者の排出が待たれるが、その意味では早くも5傑入りしたドラフト1位の石川昂弥はおもしろい存在になりそうだ。
当ブログの振り返りとしては、シーズン前に密かに目標にしていたレギュラーシーズン全143試合のレポートを達成。モチベーションになったのは言うまでもなく右肩上がりで増えていったアクセス数である。特に7月の8連勝中はグングンと上がり、逆に8連敗中は坂を転がるように落ちていくグラフを眺めながら、なるほどシビアで合理的な名古屋気質を垣間見たものである。
今のところ2020年も今季と変わらぬペースで更新するつもりではあるが、元来の飽き性なのでどこかでパタッと止めるかもしれない。しかしドラゴンズがAクラス争い、ひいては優勝争いをすれば前向きに書き続けることもできると思うので、熱心な読者の皆さまがたにはドラゴンズの健闘を祈念して頂きたく存ずる次第。
そんなわけで今年1年間、お付き合いいただき、ありがとうございました
来年も当ブログでは山崎武司氏を緩く、温く応援していきます