中日は27日、長野県でおこなわれた選手総会で来季の選手会人事を承認、以下の通りに発表した。
【2020年度選手会人事】
・会長 京田陽太
・副会長 柳裕也
・副会長 木下拓哉
・会計 藤嶋健人
・相談役 田島慎二
・相談役 遠藤一星
・相談役 福谷浩司
球団史上最年少で選手会長に就任した京田は「仲良しこよしはダメ」と語り、「優勝してビールかけの乾杯のあいさつをしたい」と所信表明した。
また副会長には柳が、会計には来季4年目を迎える21歳の藤嶋が就任。「もう自分もそんな年になったのかなと」と恐縮しながらも、「選手会役員としての責任もあるのでしっかりやりたいです」と気を引き締めた。相談役は前副会長の田島らが務める。
相談役・田島というワードの違和感たるや
ピンチでの心構えでも相談するのかねぇ……
田島、来季は崖っぷちのシーズンに
2017年には63試合に登板して34セーブを挙げるなど守護神として君臨した田島も、ここ2年は目を覆いたくなるほど不甲斐ない投球が続いている。今季はオープン戦8試合で防御率0.00と好調をキープ、開幕メンバー入りを果たすも3月29日の開幕戦でいきなり1回6失点と炎上した。記録にならないミスが重なるなど不運な面もあったが、出足につまずいた感は否めない。
それでもその後はまずまずの投球を続け、徐々に信頼を取り戻しつつあった矢先の6月16日ロッテ戦、5点リードの9回裏に登板した田島はいきなり鈴木大地にソロを浴びると、1死から連続四球を与えて降板。今季最悪とも名高い悪夢の逆転サヨナラ負けの発端として出場選手登録を抹消されたのを最後に、二度と昇格することなくシーズンを終えた。
先日の契約更改では減額制限の25%を超える大幅ダウンでサイン。この秋は禁断のダイエットにも挑戦し、早くもスリムになった姿を見せてファンを驚かせている。来季はまさしく背水の陣。これでダメならもはや球団も黙ってはいないだろう。崖っぷちに追い込まれたかつての守護神は再び輝きを取り戻すことはできるのか。
とりあえず2月1日の体型を見てから判断したいと思う