ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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残留?流出?恐怖の10日間が始まった!

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 神宮大会決勝は慶大が中日ドラフト4位指名・郡司裕也の決勝ホームランなどで勝利を収め、19年ぶりの優勝を果たした。

 圧倒的な強さで制したリーグ戦の勢いそのままに、今大会でも危なげなく日本一に上り詰めた“陸の王者”。その原動力はなんといっても捕手で4番、さらに主将の、三足のわらじを履く郡司の存在だ。

 4年生に進級後は公式戦全試合で出塁を記録。今日の決勝でも初回に先制2ラン、さらに8回にも無死一、二塁で2点適時打を放つ大活躍で、退任が決まっている大久保秀昭監督のラストゲームに花を添えた。

 さて、郡司の活躍に喜んでいるのは慶大のファンだけではない。SNSを覗くと、中日ファンの歓喜の声も目立つ。なかでも「この選手がドラフト4位まで残っていたのが奇跡」という書き込みには、最近の活躍を見れば誰しもが同意するはずだ。

 もちろんこれには理由があって、郡司はキャッチングを含めた捕球面に大きな課題を持つからなのだが、中日が誇る盤石の捕手育成体制にかかれば心配無用。

 “肩以外は中学生レベル”と揶揄された加藤匠馬を1年間で主戦級にまで育て上げた伊東勤、中村武志両コーチに加え、来季からは新たに“若手からの信頼度ナンバーワン”の武山真吾が二軍コーチに就任。いきなり一軍の実戦でバシバシ起用するにせよ、二軍でじっくり鍛えるにせよ、数年内に郡司がリーグを代表する捕手に育つのはほぼ間違いないだろう

 

石橋は?俺の石橋はどうなるんだ?

そこは競争だ。どちらも育てば言うことないが、現実はそう甘くない。“ありなしコンビ”のように併用するのも一つの手ではあるが、併用する必要もないくらいどちらかが覚醒するのがベストだ

 

あと10日でロドリゲスの去就が明らかに

 

 巨人のFA補強失敗、山口俊の退団によって来季のセ・リーグは混戦模様が予想される。

 特に今季後半戦に多数の若手先発が台頭、オフに入るやいなや大島洋平の引き留めに成功した我が中日は優勝候補筆頭に挙げられるわけだが、その信憑性の度合いも今日からの10日間で相当に変動しそうだ。

 ロドリゲスの保留権の失効が迫っている。このまま「合意」の報道がなければ、ちょうど10日後、11月30日をもってロドリゲスは中日の選手ではなくなり、晴れて他球団との交渉が解禁になってしまうのだ。こうなれば引き留めはもはや絶望的。中日ファンにできることといえば、せめてメジャー移籍を祈るくらいか。

 もっとも、早い段階で交渉が決裂すれば、巨人・ゲレーロのようにその時点で退団が発表されるので、まだそれといった情報のないロドリゲスに関しては望みが無くなったわけではない。

 ただ、去年ガルシアの退団が電撃的に発表されたのが11月30日の中日スポーツ一面だったことを考えても、“便りがないのが良い報せ”とは言い切れないのが怖いところである。

 泣いても笑ってもあと10日のうちに決着はつく。それまでは毎朝、中スポ一面を緊張しながら確認する日々が続きそうだ。