ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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奈良原コーチ電撃辞任!

激震ではないかもしれない。だが、この人の退団はジワジワとチームの根幹を揺るがしかねない。

www.chunichi.co.jp

奈良原浩内野守備走塁コーチの退団は、まさに青天の霹靂だった。それもそのはず、加藤球団代表をして「続投を想定していたので、驚いている」と慌てるほどの想定外の辞任である。

既に退団発表のあったコーチ達とは異なり、奈良原は球団からの慰留を断っての辞任。「チーム不振の責任を取りたい」とのことだが、そんな高尚な理由で球団の要請を突っぱねてまで無職の道を選ぶとも思えず、水面下で他球団から好条件のオファーが来たとの見方をするのが自然だろう。

奈良原コーチといえば三塁コーチャーとして度々“暴走”を招いて槍玉に上がることも多かったが、一方で本業の内野守備指導では京田陽太、高橋周平らを鍛え上げ、今季ドラゴンズはチームシーズン失策45個、守備率.992でそれぞれセリーグ新記録を樹立。鉄壁の内野陣を築き上げた手腕は高く評価されている。

FA制度や複数年契約が基本的に無い分、コーチの転職は選手の比ではないほど流動的かつ活発に行われる。なり手は多くとも優秀な人材となると一握りの世界とあって、良い噂が立てば即座に引き抜かれるリスクもあるのだ。

かつて川上憲伸、野口茂樹らを育てて投手王国を築いた宮田征典氏がわずか一年で巨人に引き抜かれたのを思い出すオールドファンもいらっしゃるだろう。近年では広島の連覇に貢献した石井琢朗氏が引き手数多で、来季は巨人入りとの噂もある。

奈良原も上述の実績をみればオファーが無いはずがなく、日本ハムの緒方耕一内野守備走塁コーチの解任がちょうどこのタイミングで発表されたことからも14年振りの古巣復帰が有力視されるが、果たしてーー。

 

佐々木朗希と(やる気ない)面談へ!

 

一方、ドラフト戦線を巡る動きとしては、指名するつもりなどさらさらない佐々木朗希に対して中日が面談を申し入れていたことが報じられた。

 

指名しないのに何で面談するのさ

 

駆け引きのためさ。中日も佐々木を指名するかもしれへんで〜と他球団に思わせるための心理戦だな

 

ドラフト候補との面談といえば、ちょうど2年前の清宮幸太郎のケースが記憶に新しい。

この時は中田宗男スカウト部長(当時)と正津英志スカウトが早実高に赴いて面談に臨んだが、他球団が何十ページにも及ぶプレゼン資料を持参する中、中日だけがまさかの手ぶらで挑み、さらに高卒から大成した野手が20年前の森野将彦まで遡るという育成ベタのせいでそれといった育成プランを提示することもできず、こうした“失態”がメディアに晒されるだけ晒されて散々バカにされたのだった。

今回は育成実績の豊富な投手とあって清宮の時ほど劣勢ではないにせよ、本心では指名しないことが分かっている相手に対してどれだけウソを演じられるか、担当スカウトの技量が試される。

 

相手の面子を見た時点で「ない」ことが決定した合コンみたいなものだね

 

ああ。チェンジ不可の店で60分仕方なく遊ぶ風俗みたいなものだ