ちうにちを考える

中日ドラゴンズ歴史研究家が中日の過去、現在、そして未来について持論を発表するブログです

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7度めの正直、ならず

●1-2(41勝50敗)

 

先週の金曜日、柳対平良の対戦から始まった連敗は一週間経った今もなお止まる気配はなく、またしても同じ柳対平良のマッチアップで、またしても柳が浴びた一発の被弾が決勝点となり、またしても終盤の反撃及ばず山崎康晃に抑え込まれるという一週間前を再現しているかのような内容で遂に7連敗にまで伸びてしまった。

5連勝のあと4連敗し、8連勝のあと7連敗するという躁鬱激しい戦いっぷりはおもしろいっちゃおもしろいのだが、昨日を除いてほぼ同じような展開で負けていることを考えれば高橋周平の穴は意識せざるを得ず、返す返すも連勝中の超ノリノリムードの真っ最中に不注意で牽制死してしまった高橋の軽率さが無念でならない。

本人も責任を感じているのだろう、医師の勧める手術は回避し、幾らか早い復帰が見込める保存療法を選択したのだという。とは言ってもせいぜい1〜2週間程度の差のようなので、後遺症の恐れがあるという保存療法よりもきちんと手術で治して戻ってきてほしい、なぜなら来季以降も頑張ってもらわなきゃ困るから!というファンの想いも虚しく、高橋自身は8月中旬の復帰を目指すと息巻いているようだ。

 

この選択が高橋の未来に暗い影を落とさないといいけどね……

 

高橋が離脱しなかった世界線を見たくてたまらんぞ

 

貧打の原因は根深い

 

7度目の対戦でまたしても平良に土を付けることができなかった。こうなってくると天敵なんて生易しいものでもなく、相手先発が平良と聞くだけで負けを覚悟するような段階に入ったと思う。かろうじて7回にビシエドのホームランで一矢報いるのが精一杯。先週やられた際に村上コーチは「来週、打ちますよ」と宣言していたのだが、相変わらず外に逃げるスライダーを追いかけて三振の山を築く打者を見ているといったいこの一週間、何をしていたのか?と首をかしげざるを得ない。東海ラジオ「ガッツナイター」の解説を担当していた井端弘和氏もこう語る。

 

プロである以上、前回やられているイメージは絶対あるので、今日こうやって攻略するというのが各バッターにあったのかというところ。やっぱり二回連続でやられるというのは私は非常に屈辱だったので、その辺は悔しさ持ってやってもらわないと次もまた同じ結果になる。

 

まだまだ意識が未熟なのか、あるいは技術が足りないのか。いずれにせよ先週からの上積みが全く見えて来なかったのは非常に残念だった。

今朝の中スポではコラムコーナー「龍の背に乗って」にて当ブログで再三に渡って指摘しているホームラン問題が取り上げられ、ドラゴンズのホームランが異様に少ないのは単なる技術的なことだけでなく、ドラフトや環境面など総合的に考えるべきであり、「組織全体につきつけられた命題だ」と締めくくられている。ここまで書いた渋谷記者には拍手を送りたい。いわばこの10年程度のチーム戦略を根本から否定しかねないところまで大本営たる中スポがメスを入れたのは、それだけこの問題が根深いことの表れでもある。

相変わらず負けた日には「与田辞めろ」「◯◯を監督にしろ」といった書き込みをそこかしこで目にするが(もちろん悪いことではない)、首のすげ替えでは何も解決しないことをもう少し学ぶべきだし、この7連敗で浮き彫りになったあらゆる問題点に対して本気で向き合わなければドラゴンズの未来は無いだろう。というわけで明日27日、「ようやっとる座談会」緊急会合の開催が決定した。台風なんか目もくれず、ひたすら熱くドラゴンズを語り倒して参ります。